バレエ・リュス100周年記念『バレエ・リュス 〜その芸術性とデザインの魔力〜』
2009年はバレエ・リュス(Ballets Russes=ロシア・バレエ団)がパリに登場して100年目に当たります。
希代の興行主セルジュ・ディアギレフに率いられたバレエ団は文字通り、一夜にしてパリの社交界、芸術界の寵児となったのでした。ニジンスキー、パヴロヴァ、カルサヴィナといった天才的なダンサーがバクストの「官能的」と評された鮮やかな色彩の中力強く艶やかに踊る姿はパリの人々を虜にしたのです。
そして、その衝撃的なデビューから20年間、ディアギレフの死の1929年まで芸術と流行の最前線を走りつづけたのでした。第一次世界大戦を挟み世界が、人が大きく変わった時代を思うとそれは偉大なことといえるでしょう。
今回はそうしたバレエ・リュスの魅力を本学がもつ芸術・デザイン・マンガという世界との関連も含めご紹介いたします。
兵庫県立芸術文化センター薄井憲二バレエ・コレクションの全面的なデータ協力の下、ニジンスキーやパヴロヴァの当時の絵葉書や、ニジンスキーが去った後のスターで映画『赤い靴』の出演でも知られるレオニード・マシーンのサイン入り著書、当時の息吹を伝える華やかなプログラムなどの貴重な資料でご紹介いたします。また、本邦初公開となるカルサヴィナの肉声を伝える貴重なレコード音声や限定出版されたレガットによる才気あふれるカリカチュア、そして株式会社岡重様のご協力のもと羽裏という大変意外ともいえるメディアを含めた日本への影響などもご紹介いたします。
【会期】
2009年1月13日(火)〜 2月28日(土)
※日曜祝日休館
※大学入試による休館日:2月4日(水)〜7日(土)
【時間】
■1月13日(火)〜24日(土)
月〜金:8:30-20:30 土:8:30-18:00 ■1月26日(月)〜2月28日(土)
月〜土:10:00-17:00
【会場】
京都精華大学情報館
【入場料】
無料
【主催】
京都精華大学情報館
【企画・総監修】
芳賀直子
【協力】
兵庫県立芸術文化センター薄井憲二バレエコレクション・株式会社岡重
【お問い合わせ先】
京都精華大学情報館図書情報課(担当:大坪)
TEL:075-702-5137 FAX:075-723-1505
E-mail:ohtsubo@kyoto-seika.ac.jp
バレエ・リュス100周年記念舞踊公演
『Ballets Russes ‐post festum‐』
1月13日(火)18:00〜
【場所】京都精華大学水上ステージ
【舞踊家】ボヴェ太郎
【音楽】原摩利彦
【音響】島田達也
【衣裳】砂田悠香理
(c) Toshihiro SHIMIZU
『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』
1月14日(水)13:00〜/18:00〜(上映時間118 分)
【場所】京都精華大学情報館1階メディアセンターホール
【監督・製作・編集・脚本】ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン
【出演】アリシア・マルコワ、イリナ・バロノワ、ナタリー・クラフスカ、他
『描かれたバレエ・リュス 〜デザインとマンガ〜』
1月15日(木)18:00〜20:00
【場所】京都精華大学情報館1階メディアセンターホール
【パネリスト】
芳賀直子
(舞踊研究家/兵庫県立芸術文化センター薄井憲二バレエコレクションキュレーター) 倉持佳代子
(京都精華大学国際マンガ研究センター研究員) 島本浣
(芸術学部教授/京都精華大学学長/京都精華大学情報館館長)