from鬼ヶ島
2月も後半に差し掛かった時期ではありますが、ここで2月の一大イベント「節分」にまつわる
レポートをさせていただきます。
去る節分前日の2月2日、四国の瀬戸内海に浮かぶ島、「女木島(めぎじま)」へ向かいました。
高松から4Kmほどの距離にある小さな島で、桃太郎伝説との関連から「鬼ヶ島」とも呼ばれています。
2月2日の節分前日、桃太郎が洞窟内に突入したとの知らせを受け、急遽この鬼ヶ島大洞窟へ赴きました。
鬼ヶ島(女木島)へは高松港からフェリーが出ています。実に親切な鬼です。
小鬼が見張りに配置されています。警備にも抜かりなしです。
入り口に堂々と看板が掲げられています。
敢えて敵に知らせ、中へ誘い込むつもりでしょうか。大胆な戦法です。
桃太郎一行が突入した際の様子が映し出されています。
つい先ほどの出来事のように鮮明です。まだ近くに居るはずです、追いましょう。
薄暗く狭い道が続きます。
なにやら鬼が会議をしているようです。
桃太郎の襲撃の最中にあって尚、会議を続けるとは恐るべしです。
危機的状況の中だからこそ、情報共有と話し合いを第一に考える、
鬼なりの最善策やもしれません。この姿勢、見習いたいものです。
危ないっ!やはり、鬼の武力を侮っては危険です。
気をつけて進みましょう。
突如!桃太郎が!鬼にとどめを刺す瞬間に!遭遇しました!
こうして鬼を制し、日本一の旗を掲げる桃太郎。
その表情は
どこか虚無感を抱えた表情です…。
もしかすると、鬼と共に生きる道を夢見ていたのかも知れません。
先ほどの鬼たちの会議の様子からみると、きっと理解し合える日が来ると思います。
突如、桃太郎は洞窟を飛び出して行きました。
洞窟の外には既に桃太郎の姿は無く、脱ぎ捨てられた桃太郎の抜け殻が。
「桃太郎」を脱ぎ捨てた彼が、どこかで平穏に暮らしていることを祈ります。
以上、鬼ヶ島からのレポートでした。
(TEXT:kubo)