『日本の素朴絵 ーゆるい、かわいい、たのしい美術ー』

今月、9月21日(土)より『日本の素朴絵 ーゆるい、かわいい、たのしい美術ー』展が京都市下京区にある、龍谷大学 龍谷ミュージアムにて開催されます。

 

展覧会ヘッダー

 

 

少し前のゆるキャラブームから、LINEスタンプの普及に伴った
’’ゆる〜いキャラクター’’の流行は近年を語る上で欠かせない事象かもしれません。そのゆるさはざっくりとしたキャラデザであったり、’’へたうま’’と言われるような味のあるニュアンスだったり様々ですがいつだって絶妙でたまりませんね。

 

「ゆるくてかわいいのが最近の流行り?」「いや、昭和の漫画やキャラクターだってゆるいヤツはたくさん…」などと、自分たちの親世代くらいのことまでは思想を巡らせることもできますが、

 

「「’’へたうま’’や’’ゆるカワ’’は最近はじまったものじゃない!」」

と、教えてくれるのがこの企画展です。

 

「つきしま絵巻」 2巻 室町時代(16世紀) 日本民藝館 (場面替あり)
「つきしま絵巻」 2巻 室町時代(16世紀) 日本民藝館 (場面替あり)

 

本展覧会では、ゆるく味わいのある表現で描かれたこのような絵画を「素朴絵」と表現し、様々な時代・形式のもの、または彫刻や土器などのゆるい立体も織り交ぜ展示しています。

先に開催されていた東京展に行った方の感想を見ると、「頰がゆるむ・笑ってしまいそう」「そのへんにいる普通のおじさんが描いていそうで、昔の人が作ったものなのにとても身近に感じた」「お茶を濁すゆるさの作品群ではなく、キュレーターのこだわりが垣間見える」…など素敵なものがたくさんあったので期待がふくらみます。

 

大津絵 猫と鼠 1幅 江戸時代 町田市立博物館蔵
大津絵 猫と鼠 1幅 江戸時代 町田市立博物館蔵

「雲水托鉢図」 南天棒筆 対幅 大正時代 個人蔵
「雲水托鉢図」 南天棒筆 対幅 大正時代 個人蔵

 

『日本の素朴絵 ーゆるい、かわいい、たのしい美術ー』展は
9月21日(土)~11月17日(日)まで。
前期・後期で展示替えもあるようです。

イラストやゆる〜いものが好きな方、癒されたい方におすすめの展示です。

 

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会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム
〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)

会期 :2019年9月21日(土) ~ 11月17日(日)

休館日:月曜日 9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
(ただし、9月23日(月)、10月14日(月)、11月4日(月)は開館)

入館料: 大人:1,200円  高校・大学生:800円

HP: https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html

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(Text:Mo)


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