2016はアピチャッポンイヤー
タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の最新作「光の墓」の劇場公開が関西でも始まっています。
http://moviola.jp/api2016/haka/index.html
アピチャッポン監督は「ブンミおじさんの森」(2010) がカンヌのパルムドールを受賞した、タイ人の映画監督・現代美術作家です。
京都では2014年に京芸ギャラリー@KCUAにて大きな規模の個展も開かれ、ファンになった方も多いのではないでしょうか。
映画のほか写真や映像インスタレーションなど作品の形態はさまざまですが、光や記憶に関心があるようでそのテーマは一貫しています。
最新作「光の墓」も、まさに記憶や光、夢をモチーフにした作品。
"舞台はタイ東北部の町コーンケン。原因不明の“眠り病”にかかった兵士たちが移送されてくる仮設病院では色と光による療法が行われている。ある日、診療所を訪れたジェンは、前世や過去の記憶を見る力を持った若い女性と知り合う。そして、かつてその病院の地下に王の墓があったことを知り、古代の人々と兵士たちの眠り病に関係があることに気づく。"
眠り病、色と光の治療、過去の記憶を見る力…
設定だけでもイマジネーションの豊かさがあふれてますね。
「光の墓」はテアトル梅田で上映中、
京都では京都シネマで近日公開予定だそうです。
そんなアピチャッポン監督ですが、今年は映画以外の作品展示もたくさんあります。
青森県立美術館や横浜美術館での展示、さいたまトリエンナーレへの参加、東京都写真美術館では個展もあります。
どれも気になりますね!