宮館長おすすめコーナー:京都と文学

 ただいま、情報館階段踊り場の宮館長おすすめコーナーでは、

京都と文学をテーマに関連書籍を特集展示しています。
 
 
 
 
王朝期以降『源氏物語』『徒然草』をはじめとして
京都を舞台にした物語は数多く残されてきましたが、
今回の特集では近代以降の小説を中心に揃えています。
 
京都に生まれていなくとも、例えば川端康成のように
何度も京都を訪れ、京都を舞台にした作品を残す作家もいれば、
谷崎潤一郎のように、一時期京都に移住した作家もいます。
また、歴史小説の舞台として描かれることも多い場所です。
 
それに、梶井基次郎から森見登美彦に至るまで、
京都の大学生を主人公にした小説も数多くありますよね。
学生のみなさんにとっては身近に感じられるものも多いのではないでしょうか。
 
特集の一部はこちら。
 
●梶井基次郎著『檸檬 (新潮文庫)』新潮社, 1985.6
 
●谷崎潤一郎作『吉野葛 ; 蘆刈 (岩波文庫)』岩波書店, 1986.6
 
●浅田次郎著『活動寫眞の女 (集英社文庫)』集英社, 2003.5 
 
●津村記久子著『君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)』筑摩書房, 2009.5
 
●森見登美彦著『聖なる怠け者の冒険』朝日新聞出版, 2013.5
 
 
 本を片手に作品に登場する場所を訪れてみるのも楽しいですよね。
ぜひ、春休みのお伴に読んでみてください。
 
(text: し)

    fromKYOTO

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