ギャラリーフロール「京都精華大学のゆとり世代は実は大問題である展」
現在、ギャラリーフロールでは今年6つ目となる申請展、「京都精華大学のゆとり世代は実は大問題である展」を開催中です。
この展覧会は、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部各コースからの学生有志25名の作品で構成されていて、パッと会場を見渡しただけでも、洋画とイラスト、版画と日本画と絵本など、制作方法もテーマも異なる作品たちが一同に並び、とても賑やかで見応えのある展示となっています。
「ゆとり世代」という言葉をポジティブにとらえ、それぞれが日頃の生活の中で培ってきた遊びの感覚を、作品のジャンルにこだわらずに自由に表現しようという熱意が伝わってくるようです。
こちらの作品はDMやポスターなどでも使われている九鬼知也くんの作品。
ちぐはぐに組み合わされた少し可笑しなフィギュアはこの展覧会の象徴的な存在です。
若い世代らしい遊び心と軽やかさが目をひきます。
枝を寄せ集めた塊から立体を削りだす方法で制作された、工芸品を思わせる作品。
制作者は山内和平くん。
拾い集めてきた枝を規則的に並べ、ある程度自分の手で形を整えながら削りだした滑らかな部分と、自然が偶然作り出した部分をあえて残した部分とのコントラストが見所です。
こちらの全くんの作品、遠目からだと青い曲線が並んだグラフィックのように見えますが、近づいて見るとビニルホースということに気付き、ハッとさせられます。
全くんは生活の中でよく見かける製品を反復することで、非日常的な画面を生み出しています。
そして、今まさにギャラリーの中で制作中の作品。
ライブペインティングを行っているのは西橋伸太郎くんです。
西橋くんは展覧会初日から制作を始め、明日12/14に行われるオープンキャンパス中に完成予定とのこと。
見に来られるお客さまにとっても、制作中の作家の様子を見ることが出来るのは面白いのではないでしょうか。
「京都精華大学のゆとり世代は実は大問題である展」は12月20日(土)まで!
会期中は無休で開館しております。
是非、足をお運び下さい。
※12月14日(日)のみ、開館時間が10:00〜16:00となっておりますので、お越しの際はお気をつけ下さい。
fleur