宮館長おすすめコーナー:東京オリンピック

 ただいま、情報館階段踊り場の宮館長おすすめコーナーでは、
1964年に開催された東京オリンピックに関する図書を特集しています。

 
 
 
 
 
 
 
 
9月7日には、東京も立候補している2020年夏季オリンピックの開催地が決まりますね。
テレビのニュースでは著名人やアスリートが各地で招致活動をしている姿がみられ、
新国立競技場の建築デザインがザハ・ハディドのものに決定したのも記憶に新しいです。
さてそれでは、約50年前に開催された東京オリンピックは
どのような雰囲気だったのでしょうか?
 
今回の特集では、開催当時の様子がわかる資料はもちろんのこと、
オリンピックとそのデザインワークにまつわる図書資料も展示しています。
たとえば会場のうちのひとつである国立代々木競技場は
この9月でちょうど生誕百周年の丹下健三の設計です。
公式ポスターのデザインは亀倉雄策によるもので、
柳宗理は聖火リレー用のトーチ・ホルダー等を手がけ
招待状や入場券、表彰状などは原弘がデザインしています。
メダルの表面デザインは岡本太郎で背面デザインは田中一光、
田中一光は会場内で選手や観客を誘導するピクトグラムも手がけています。
本当に凄い面々ですよね。
上記のデザイナーたちの作品集も展示しておりますので、
ぜひお手にとってご覧ください。
 
特集の一部はこちら。
 
●フォート・キシモト, 新潮社編『東京オリンピック1964』新潮社, 2009.8
 
●丹下健三, 藤森照信著『丹下健三』新建築社, 2002.9
●小池一子企画・編集『田中一光とデザインの前後左右』フォイル, 2012.9
●原弘『原弘デザインの世紀』平凡社, 2005.6
 
(text: し)
 

    fromKYOTO

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