「奥行き学習教材 -1000年教材の誕生-」開催中!ギャラリーフロール
この展覧会は人文学部 吉井直子先生を含む4人の研究開発グループによる展覧会です。
幼児・児童向けの空間図形の理解を高めるための「奥行き学習教材」を通しての特許発明過程の公表と特許権を取得された教材、共同開発をされている木工職人の方の工芸作品が展示されています。
壁面には、教材についての説明、研究過程、実験写真などが分かりやすくパネルにまとめられています。
特許権を取得された「奥行き学習教材」(チーズボックス)です。
穴開きの面パーツを組み合わせたボックスに複数の棒を差し込み、ボックスの中に出来た棒の立体交差した状態を覗きこむことによって、奥行き方向、交差する棒同士の前後方向の感覚の訓練を行うことができるという学習教材。
対象は幼児、児童向けということですが、大人も楽しめそうです!
全て木製で、タモ、クルミ、トチの木などが使用されています。
素材本来の色合いや木目をそのまま生かした教材は、見た目にも優しく温もりが感じられます。
保管状態によっては1000年以上も使えるとのこと。
使えば使うほどー年数が経てば経つほど、木の色も自然に味のある色に変化していくんでしょうね。
貴重な特許証、特許庁のデーターベースに載っている資料も一緒に展示されております。この機会にじっくりご覧になって下さい!
奥に展示されている共同開発者でもある木工職人のPetersonさんの工芸品も本当に美しいです。一部ですがご紹介をさせていただきます。
アクリルケースに入っている名刺入れの素材「ピンクアイボリー」、貝の小物入れ「ハワイアンコア」はなかなかお目にかかれない珍しい木だとか。
寄木細工のカッティングボード(3Dスタイル)
近くで見ただけでも十分キレイですが、少し離れて見てみるとー柄が飛び出して見えるという仕掛け付き!ー予想外の展開に驚いてしまう楽しい作品です。
会期は明日7/19(金)までです!
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