宮館長おすすめコーナー:日本の祭礼と行事

葵祭、行かれました?

現在、情報館階段踊り場の宮館長おすすめコーナーでは、
日本の祭礼と行事に関する図書を特集しています。


京都では、有名どころだと葵祭、祇園祭、時代祭のようなお祭りや、
様々な寺社仏閣等で年中行事を見ることができますよね。
今回の特集では、それらの様子をビジュアルで紹介した資料はもちろん、
起源や成り立ちを知ることができる本がたくさん揃っています。

特に現在展示している『年中行事絵巻(日本絵巻大成 / 小松茂美編 ; 8 )』
中央公論社、1977.12(禁帯出)は平安時代の宮中の様子が垣間見え、興味深いです。
もともと、「年中行事」という語は宮中で毎年慣例として
おこなわれる儀式や催し物のことを指していました。
《年中行事絵巻》は平安末期に後白河法皇が六十巻余り及ぶ絵巻を
常盤光長(ときわみつなが)を中心に制作させたものです。
(原本は焼失。現在は数種の模本が残存しています)
鶏合や蹴鞠に興じる公卿たちの姿など、とても楽しそうなのがわかります。

ほかにも、おすすめ資料がたくさんあります。

●森谷尅久編, 中田昭写真 『京都の祭り暦』小学館, 2000.5

●山本ひろ子編, 酒寄進一写真 『祭礼 : 神と人との饗宴 (別冊太陽)』平凡社, 2006.1

●小堀邦夫著 『伊勢神宮のこころ、式年遷宮の意味』淡交社, 2011.2

さらにお祭りや年中行事が楽しめること間違いなし。

(text: し)


    fromKYOTO

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