宮館長おすすめコーナー:漱石と美術

読書の秋、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

現在、2階~3階階段踊り場の宮館長おすすめ資料コーナーでは
「漱石と美術」をテーマに特集展示中です。

夏目漱石といえば、高校の国語の教科書に『こころ』が載っていたり、
ちょっと前までは千円札に肖像が描かれていたため、なんとなく身近な作家なのではないでしょうか。
そんな漱石ですが、意外とアートにも深いかかわりのある作家でもあるのです。
例えばロンドン留学時に見たターナーやミレイを日本に紹介したり、
彼の友人である橋口五葉や津田青楓の手がけた小説の装幀は現代からみても素敵なデザインだったりします。

また、最近は漱石と美術についての研究書も立て続けに刊行されましたね。

●伊東宏見『夏目漱石と日本美術』、国書刊行会、2012.4

●古田亮『美術「心」論 漱石に学ぶ鑑賞入門』、平凡社、2012.5

ぜひぜひ、芸術の秋、「美術」といった視点から漱石を探ってみるのも面白いのではないでしょうか?

(text: し)


    fromKYOTO

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