Stone appreciation=水石

12/6よりギャラリーフロールで開催中の展覧会「Stone Appreciation」。
イギリスのアーティスト、マーク・ダンヒルさんとタミコ・オブライエンさんによる展覧会です。

展覧会タイトルの「Stone Appreciation」とは、日本の「水石」を英語に置き換えたものです。(本展キュレーター:洋画コース小松先生談)
豊永先生デザインのポスターやチラシからも見て取れるように、テーマは「石」。
水石とは、石を鑑賞(Appreciation)する中国から伝来した日本の文化で、水盤や台座に石を載せ、室内の床の間などに飾り鑑賞することです。

水石の本「石 水石の美」は情報館にも蔵書〔793.9|Mu59〕ありますー。

〔村田圭司文 ; 安達浩撮影 東京 : 樹石社, 1974〕

展覧会の詳しい概要は、ギャラリーフロールHPへ!

そして、この展覧会、良い!
個人的に石に萌え感情があるので、余計にお熱なのかもしれません。
展示には小松ゼミの学生さんも参加しており、彼らが担当した「Study Room」では、石のカルテ作りに鑑賞者も参加出来ます。様々な石グッズも展示されており、こちらも個人的に萌えです☆ぜひお楽しみ下さい!

昨日12/7に開催された、Dunhill and O'Brienのアーティストトークを拝聴しました。
レポートです。

--

2人は1998年より共同制作されています。その理由は個人より楽しい作品作りができるから。
合意と討論を何度も何度繰り返し制作するそうです。
作品のジャンルは彫刻「Suculpture」で すが、その問題点を考え制作しているそうで、興味深いお話が聴けました。
彫刻は元々儀式的な存在でした。例えばトロフィー・記念碑・モニュメント・お墓といったものです。
立体物が先で、それらがモニュメント化したと思っていたので、目からウロコでした。

チラシに掲載されている作品の制作秘話や、またギャラリーフロールで展示中の映像作品の解説が聞けました。
面白かったのは、2人が蚊帳に入り、つるべで吊り上げた重石をその下にある粘土に落とす・・・この行為を繰り返す作品の馴れ初めです。

これを制作 した夏は熱波が押し寄せており、なるべく体を動かさずに制作しよう!と、このような形の作品になったのだとか。

ギャラリーフロールでの展示も含め、私はお2人の作品にシュールさを感じずにはいられないのですが、その辺りの感情は鑑賞者自身に委ねるそうですよ。

 ←大入の会場

--

さて、最後なりましたが、お2人のお洒落にも注目!ピー子check!!
マークさんの渋く上品な英国紳士風のファッション☆
そして、タミコさんのキュートなファッション!カバンとか靴とか、めっちゃかわいい・・・!
初めてお会いしたときから目を奪われ、毎日お洋服拝見するのが楽しみでした。

 

(望遠で撮ったら残念なまでの手振れ・・・TдT この日のタミコさんは水玉蝶ネクタイでした!)

Stone Appreciation
会期:2011年12月6日(火)~12月21日(水)
休館日:日曜日
開館時間:10:30~18:30
入館料:無料
会場:京都精華大学ギャラリーフロール

text:ピー子


    fromKYOTO

    卒業生・学外の方へ:利用のご案内

    マイライブラリ:マイライブラリについて

    交通アクセス:京都精華大学サイトへ

    公式Twitter