かんらんしゃ

 「観覧車」といえば、

家から見えるところに完成時世界最大の観覧車ができたこととか、
それに家族で乗りに行ったこととか、
夏休みの宿題で観覧車の貯金箱を作ったこととか、
(正確には父親が作ってくれたのですが)
思い出されるのは琵琶湖のほとりにある観覧車のことばかりです。
 
その観覧車は「イーゴス108」という名前だったのですが、
ただ「すごーい」を逆から読んだだけ。単純。
でも、近くに当時世界一の観覧車ができたことは
小学生だった私にはじゅうぶん「すごーい」でした。
 
滋賀にお立ち寄りの際は是非、と言いたいところですが
残念ながらその遊園地は10年前に廃業となってしまいました。
現在は動いていない観覧車がさみしく残されています。
 
 
なぜ観覧車の話を始めたかというと、
「吉田観覧車」という本を読んだからなのでした。
漫画家・吉田戦車さん(高所恐怖症)が各所の観覧車に乗りに行くエッセイで、
いろんな観覧車を吉田さん視点で見ることができます。
織り交ぜられたイラストや写真が面白さを引き立たせています。
イーゴスは廃業後の著作のため出てきませんが
神戸や大阪にあるおなじみの観覧車がいくつか登場していますよ。
 
 
 
『吉田観覧車』吉田戦車 著 
請求記号:291.09 || Y 86 || 講/文
所在:3F文庫新書コーナー
 
 
(Text:cm)
 

    fromKYOTO

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