絵の彼方+緑の欲望

ギャラリーフロールで昨日から始まった2つの展覧会。どちらも卒業生による展覧会です。

活躍している若い卒業生の作品を見る機会は、在学生にとっても刺激になるのではないかと、私はわくわくしています。
偶然、どちらの空間もそれぞれを引き立てるような展示(作品)で、ギャラリー全体がとても澄んだ空気に包まれているような、心地よい、ギャラリーフロールになっています。

まず、「絵の彼方」。
こちらは洋画分野を2006年に卒業した山元彩香さんと川北ゆうさんによる展覧会。

タイトルの通り、いわゆる「絵」という表現から少しはなれた作品を制作しているお2人。
かつて生み出していた「絵」の先に今の作品があり、さらにこれからどんな彼方に向かっていくのか、見届けたい気持ちです。透明感のあるお二人の作品には吸い込まれるようで、かつ壮大です。

展示室は山元さん、川北さん個々の部屋と、2人共同で構成した部屋の3室。
「それぞれの空間をお楽しみいただければ・・・」と川北さん。ぜひ足を運んでください。

続いて「green of green 緑の欲望」。
こちらは映像分野卒業(修了)の金谷ケル子さんとテキスタイル学科卒業の斎藤光美さんによる展覧会。

『緑の欲望』というタイトルで、2人がそれぞれエッセイを書くように描いた作品を、展示しています。
専門分野のほかにダンスや音楽など、体を使うパフォーマンスもこなせる多彩な2人ならではの空間。あえて具体的なことは聞いていないですが、2人の日常が垣間見え、また観覧者側の想像力をくすぐる空間です。

会期中は金谷さんか斎藤さんのどちらかはギャラリーに居るので、色々話を聞いてみてください。
 

どちらの展覧会も12月11日(土)まで、開館時間は10:30~18:30、日曜日休館、入館は無料です。

常設展示室のコレクション*テーマ展示3「のりものののりかた」、2F展示スペースの塩田千春「“Wiedersehen”(再開)」映像上映も合わせてご覧ください。

 

text:fleurテ


    fromKYOTO

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