これは本ではない―ブック・アートの広がり
11月20日(土)よりうらわ美術館にて開催。
展覧会告知ポスターを飾るのは
情報館リーディングラボにも登場いただいた
洋画の柏原えつとむ先生の作品。このかっこよさっていったら!
京都と埼玉、離れてはいますが是非足を運んでみたい展覧会です。
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うらわ美術館HPより
これまで多くのアーティストたちが、挿絵や装丁をはじめ、さらには本をテーマにして様々な作品を制作してきました。ところが今、本を取り巻く環境は、グーテンベルグが活版印刷を発明して以来の、大きな変革の過程にあります。たとえば電子書籍キンドルやグーグルのブック検索、さらにiPadの登場によって読書はもとより、従来の印刷製本や流通、配本をはじめ「本という経験」は、新たな地平へ移行しつつあります。そこでは読書という「思考」は、思考を欠いた知識の獲得、つまり検索という操作に取って代わられようとしています。このような時代にあってなお、アーティストたちは何故「本」や「本的なもの」に惹きつけられるのでしょうか。本が、人間の記憶や思考を外在化したものであるとすれば、本は姿を変えた人間のたとえであるとも言えるでしょう。現代のアーティストたちの関心は、本をめぐるこのような大きな変化を通して、人もまたどのように変ってゆくのかということにあるのかも知れません。
うらわ美術館は「本をめぐるアート」を収集の柱の一つとして活動をしていますが、現在、本のコレクションは1000件を超えています。本展では当館収蔵の作品に加えて、より広がり深化するブック・オブジェの数々や中堅・若手作家のインスタレーション作品を紹介します。それらを通して、「本ということ」の見えない側面に迫ろうとするものです。
<出品作家 >
荒木高子、遠藤利克、柏原えつとむ、河口龍夫、カン・アイラン、長沢明、西村陽平、福本浩子、三島喜美代、村岡三郎、八木一夫、吉増剛造、若林奮、渡辺英司(50音順)
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これは本ではない―ブック・アートの広がり
2010年11月20日(土)~2010年1月23日(日)
開館時間 午前10時~午後5時、土・日のみ~午後8時
(入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日 (2011年1月10日の月曜日は開館)、12月27日~2011年1月4日、1月11日
観覧料 一般600円(480円) 大高生400円(320円) 中小生200円(160円)
( )内は20名以上の団体料金
[ リピーター割引]
観覧済の有料チケットをご提示いただくと、 次回来館時に団体料金で
ご覧になれます。 (本展観覧日から1年、1名様、1回限り有効)
主催 うらわ美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協力 ライオン、清水建設、大日本印刷
後援 テレビ埼玉、エフエム浦和
(text:図書:1000)