「ベルギー王立」と聞いたら血が騒ぐ!!

ということで、
「ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界」
at 美術館「えき」KYOTO に行って来ました~!!
「ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界」公式サイト

過去「ベルギー王立」の冠がついた美術展をいくつか見ましたが、どれも大作ばかりで圧倒された記憶が…。
 今回も良い意味でやられました。

ピーテル・ブリューゲル(1525/30-69)と言えば、「農民の踊り」や
「雪中の狩人」などの農民を題材としたものや、「バベルの塔」や
「イカロスの墜落のある風景」などの宗教・古典神話を題材とした油彩を
手掛けた人だと勝手に思っていたのですが、こんなシュールな版画の下絵も
描いていたとは!!Σ( ̄□ ̄;)

想像力が豊かすぎて、ちょっと笑っちゃうキャラクターもありましたが。
特に「七つの罪源」シリーズでは、皮肉や風刺が込められた奇妙な怪物たちが、
所狭しと描かれています。
(物販では、この憎めないキャラクターたちの缶バッヂやフィギュアなども
充実していてちょっと心躍りました。)

もちろん「バベルの塔」や「3本マストの軍艦、上空にダイダロスとイカロス」といった、
宗教や古典神話、農民を題材とした作品も多数出品されています。
点と線だけで仕上げた版画の美しさと、緻密な仕事ぶりを皆さんも堪能してみて下さい。

でも「そんな時間もお金も無い!!」なあなたには、
情報館にも過去の版画展の図録があります。
参考までに。

◇ ピーテル・ブリューゲル全版画展 (1989年)
  3F図録 732||B 78 一般図書

 ペーテル・ブリューゲル版画展 (1972年)    
  3F図録 732||B 78 一般図書

他にも個人的に「ベルギー王立」関係でお気に入りの図録をご紹介しておきます。
ピーテル・ブリューゲルの「イカロスの墜落のある風景」が表紙です。

◇  ベルギー王立美術館展 (2006年)
    3F図録 723||B 38 一般図書

私の大好きなルネ・マグリットの「光の帝国」も掲載されています。
良く考えたら、私ってシュールなものが好きなのかも知れませんね。
マグリットもシュルレアリスムの画家ですし。

そういえば、東京で開催された時には「七つの罪源」シリーズの
割引ポストカード(無料で尚且つ入館料割引付き)なるものがあったらしいのですが、
京都では無いのでしょうかね?
書店などで見かけた方は是非ご一報を!!                     

(text:図書:RY)


    fromKYOTO

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