売れる小説の書き方
別に小説を書こうってわけじゃあないんですけれどもね。
この本は実際に小説を書くためのハウツーが記されているものではありません。
著名な小説家や脚本家が、自分たちを取り巻く世界をただただ赤裸々に語ったトークショーの内容が書かれているのみです。
「表現者」というのは、自分で名乗ってしまえば誰にでもなれるものだけれど、
本当に一線で活躍している人はキリキリでやっている人なんだなあと思わされます。
だけど、そのキリキリで生み出された表現を受け取る私たちの読解力が低下すれば、
日本の文化はどんどんレベルが落ちて、ただただ消費されるものになってしまう…
ああ!恐ろしい!
僕が、私が、なんとかしなくては!
そう、思うためにこの本を読んでみてください。
30分程度で読めます。
共感できることがたくさんあると思います。
『売れる小説の書き方。』林真理子 [ほか] 著
情報館所蔵:3Fわかばコーナー 901.3||U 86
(text:図書:meganet)