shin-biのライブに行ってきました

千住さん、大好きです。あなたのストローク、キック、まさに一挙手一投足に夢中です。

2009年7月2日(木)、『千住宗臣プレゼンツ 7 thousand Stones ツアー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』に行ってきました。このライブは七尾旅人さんと石橋英子さんと千住宗臣さんのセッションで、ツアーの最終日でした。

千住さんのドラム、めちゃめちゃいい音がしてました。スネアももちろん素敵でしたが、こんなにキックを魅力的に感じる人は初めてでした。あったかくて真面目で柔軟で、いやー、そういうお人柄なんでしょうねえ。石橋さんのピアノは女性の凛とした美しさを感じます。かわいいとか優しいとかじゃなくて、かっこいいです。そこがほんとに素敵です。PANICSMILEも大好きなんですけど、「女性が音楽をやってる」っていう付加価値を飛び越えるプレイです。プレイヤーなんです。七尾さんは変な人でした。なんでしょう、実はものすごくシャイな人なんですかねえ…。MCがめちゃめちゃ毒舌でした。が、音楽は素晴らしかったです。いや、だからこそなんでしょうか。「我」が確立されてる感じがまさに、シンガーソングライターでした。

shin-biには初めて行ったのですが、ライブ用のスペースではないのでステージがあるわけでもなく、プレイヤーとお客さんの距離がめちゃめちゃ近いのが印象的でした。あと、普通のライブと違う(一番の相違点と言ってもいい)のは、ビールが飲めないことでしょう。いや、私はいたって真面目ですよ。これは非常に大切な事です。各々が好きにふるまって体を動かせるわけではないということです。
音楽を楽しむ場所というよりは、「表現する人」と「それを見る人」という、発表会的なムードが強く、私はそこに『芸術活動支援』というコンセプトを感じました。それはそうですよね、ライブハウスである必要はないのです。ギャラリーで静かに絵画を鑑賞するような、そういう聴き方もあるなあと、私はじっと集中して演奏を聴いていました。

そういう、じっと集中して聴けてしまうような、密度の高い音楽であったことも確かです。これ以外のライブラインナップを見ても、そういう音楽をshin-bi側が意図的にチョイスしているのは伝わってきます。

まあ、音はかなり回るので少々聴き取りにくいですが、生楽器は音が直接感じられるかなり近い距離だったので、それはそれで良かったと思います。

いい夜でした。

(text:情報館図書:meganet)

 


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