千代田区Web図書館

電子図書を借りるって…。

土曜日の朝、某番組の中で1週間のYahoo検索ワードランキングというのがやっていて、その中でWeb図書館なるものが紹介されていました。最近はGoogleの検索画面に急上昇ワードが掲載されていて、思わずクリックしてしまう私です…。

電子図書館の歴史はそれほど新しいものではなく、1984年にはもう電子図書館という言葉が現れていたそうです。ただ、現在の意味の電子図書館が登場したのは1990年から。もう20年近くの歴史になる訳ですね。例えば国立国会図書館のHPでは「電子図書館」というメニューがあり、「近代デジタルライブラリー」や「貴重書画像データベース」などが提供されています。

千代田Web図書館は千代田区立図書館が提供する電子図書館で、公共図書館では日本初。千代田区に在住・在勤・在学する人が利用可能なんだそうです。Web図書館のメリットとして、
-いつでも(24時間365日)、どこからでもサービスを受けることができる
-スペースに影響されず幅広い図書の提供を可能とする
-本の紛失、盗難や延滞の心配がなく、紙の消費も抑えることができる
と千代田Web図書館のページには書かれています。

なぜ私がこの千代田Web図書館が気になったかというと「貸出を行う」というのが新しく思えたからなのです。単に勉強不足なのかも知れませんが、私が今まで知っていた電子図書館は直接「閲覧する」というものでした。千代田Web図書館では、「貸出」という形を取り、貸出手続きを行わないと読めないのみでなく、2週間の貸出期間経過すると自動的に返却され閲覧することができなくなるんだそうです。また、電子図書のダウンロードが完了したら、接続を切っても読むことが出来ますが、電子図書を一度閉じてしまうと再度接続してダウンロードする必要があるということなのです。

このシステム、電子図書館で所蔵している資料が著作権が切れたものだけではなく、最近出版されている資料も所蔵していることからこのようになっているのでしょう。出版者、著者と著作権について確認を取り許可を得るのみでなく、著作権保護の観点から印刷できないようになっているなど、かなりきちんとされた形で運用されているようです。現在の登録者数は約500人だとか。この先どのように広がっていくのか、気になります。

千代田区立図書館のHPに掲載されているお知らせもなかなか気になるものが多いです。
-大人のためのブックトーク「僕が影響を受けた本」
-ミニ展示「シャルルヴォアが描いた日本〜世界を旅した宣教師〜」のお知らせ
-パスファインダー(調べ方案内)「ミュージカルについて調べよう」
などなど。

このWeb図書館、公開されてもう1年以上になるんですね!もっと業界情報に興味を持とうと改めて思ったのでした…。

千代田Web図書館

https://weblibrary-chiyoda.com/

千代田区立図書館

http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/index.html

(Text:Booktree)

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