『ストロボ・エッジ』知ってますか?

情報館では現在108種類の漫画雑誌を購読しています。

私もそのうちの何種類かを購読しているのですが、女の子(女性)向けで好きなのは

・『坂道のアポロン』小玉 ユキ:『flowers(小学館)』連載
・『ちはやふる』末次 由紀:『BE LOVE(講談社)』連載

と、ここまでいうと、「それ、どっかのランキングの受け売りだろ!」とか、「単にメガネ男子が好きなだけだろ!」という指摘を受けそうですね。いや、まあ、だしかに新くん大好きですけどね。福井弁萌えでしょうか。ランキングといえば、東村アキコ先生、大好きです!!センスがやばいですよね。毎回絶対どこかで笑いをとるのもすごい技術だと思います。

・『ママはテンパリスト』東村 アキコ:『コーラス(集英社)』連載
・『ひまわりっ ー健一レジェンドー』東村 アキコ:『モーニング(講談社)』連載
・『海月姫』東村 アキコ:『kiss(講談社)』連載

しかし、これがプッシュされてないのはおかしい!

・『ストロボ・エッジ』咲坂 伊緒:『別冊マーガレット(講談社)』連載

いや、設定としてはフツーーです。主人公の仁菜子ちゃんが想いを寄せている蓮くんには彼女がいて、蓮くんも仁菜子ちゃんが好きだけど彼女を大切にする為に忘れようとしている。そこへ仁菜子ちゃんを好きな安堂くんが猛アタック中。この中心の3人と、それをとりまく周辺の物語。

そう、設定は普通です。しかし、こいつら普通の高校生じゃありません。高一とは思えないくらいええこと言うんですよ。

高校生なんて自分のことで精一杯で、わがままになったり、背伸びしたり、いちびったりしていろんなことがうまく行かない青春だと私は思っているのですが、この人たちはものすごい相手のことを思いやってるし、恋愛に対する純粋さも無知であるがゆえというよりは受け入れてひたむきに頑張っているという印象なのです。特に!安堂!お前はすごい!

作者である咲坂さんがこういう風に人間関係を築く人なんでしょうね。登場人物は高校生だけど、それを描く視点は人生を経験している。登場人物の底に流れるあったかいものはねらってやれるものじゃないと思います。

いやー、蓮くんは彼女と別れるのか、別れるとしたらどうやって別れるのか、そのとき仁菜子ちゃんは、安堂くんは、どういう対応をするのか?ストーリーがどうなるかより、キャラクターの一人一人がどんな風に動いて何を言うかに興味があります。

王道でいけば仁菜子ちゃんと蓮くんがくっついてハッピーにまとまるんでしょうけど、そうじゃない結末も少し期待しています。というのは、これだけ人間ができてる人たちの集まりだったら、うまくいかなくても、すれ違っても、強く生きていく結末の方が、現実の女の子たちに勇気を与えるような気もするからです。

あー、語ってしまいました。他にもおもしろい漫画がたくさんあるんですが…。是非、読んでみてくださいね。

(text:meganet)

    fromKYOTO

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