落語へのお誘い

落語を聞いて気分転換してみませんか?

近年、落語を題材にした映画(「しゃべれども しゃべれども」)やTVドラマ
(「タイガー&ドラゴン」「ちりとてちん」)が制作され、ご覧になった方もいらっ
しゃるでしょう。
小説においても北村薫氏の春桜亭円紫という落語家が探偵として活躍する『空飛ぶ馬』『夜の蝉』『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』といった円紫シリーズがみられます。

落語は、衣装や道具、音曲をできるだけ使わず、一人の人間が、身振りと語りのみで物語を進めてゆく演芸で、江戸落語と上方落語があり、人間国宝にも指定された
落語家(柳家小さん師、桂米朝師:存命)がいるほどに、高度な技芸を要する伝統芸能と認められているものです。

今年4月、桂文珍師が10夜連続独演会を企画したところ、チケットが35分で完売し、
残念ながら私はチケットを入手することができませんでした。
そこで、最近発売されたDVDを購入し、早速鑑賞しました。
10夜の中でもお気に入りは、「老婆の休日」と「らくだ」が演じられた第1夜です。
創作落語はいろいろありますが、「老婆の休日」は何度となく聞いているのに、
またまた笑いすぎて涙が出たくらいです。何度聞いても笑いあり、身につまされる
気分になったり、新しい発見があったりと、満足感に浸れました。

桂三枝師にも「ゴルフ夜明け前」という素晴らしい創作落語がありますが、
落ち込んでいるとき、疲れているときなどに落語を聞いて気分転換するのもいいかなと思います。

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    fromKYOTO

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