「大好きです」
あなたは誰が好きですか?私は流川くんに恋をしています。
『漫画がはじまる』
井上雄彦, 伊藤比呂美著
情報館所蔵 3F閲覧室 一般図書 726.1||I 57
「スラムダンク」「バガボンド」「リアル」などの作者である井上雄彦氏と、詩人・伊藤比呂美氏の対談集です。
伊藤さんは歯医者さんの待合室でスラムダンクに出会い、「依存症」になるほどハマって、それから1年間はずっとスラムダンクばかり読み返していたという、筋金入りのファンだそうです。
第1章では『スラムダンク』、第2章では「バガボンド』、第三章では「漫画と言葉」について語り尽くす、という内容なのですが…
かなりマニアックなんだなあ。(といっても、リアルタイムに読んでた人なら全然ついて行けるレベルですが)
私は『バガボンド』はほとんど読んだことがないですが、『スラムダンク』は完全に世代なので大好きで全巻持ってます。全巻どころか、ジャンプについてたポスターも持ってます(ドリームチームのやつとか)。
だから、マニアックな会話が出てくると、一ファンとして「あー、そうそう」となったり、「いやー、それは違うやろ」と突っ込みを入れるのが楽しかったりするのだけれど、読んだことがない人にとってはどうなんだろう…。
友達と(スラムダンクで)誰が好きかって話になると、やはりミッチーの人気は高い。この伊藤さんもミッチーが大好きのようだ。だから、ミッチーの話がたくさん出てくるし、セクシーだセクシーだと大絶賛だ。仙道くんも好きみたい。
確かに、私もミッチーは大好きさ。もうリングしか見えねえ。だけど!!流川はもっと好きなんだ!なんで彼の良さについては全く触れてくれないんだ!流川の説明書きは一言、「花道のチームメイトで、ライバルでもある流川楓。クールな性格」。
違う!!流川はクールなんかじゃない!!マイペースで負けず嫌いでバスケバカなだけなんだ!あいつはいいヤツなんだ!それから、それから…と、声を大にして言いたくなる。
結局、私がインタビューをしても自分の好きなキャラとか好きなシーンの話ばっかりしてしまうんだろうなあ…