『京都 紫式部のまち』坂井輝久文 井上匠写真

今年は「源氏物語千年紀」。京都府内では様々な事業や催物が展開されています。

最近、駅や街角で“源氏物語”と書かれたポスターを見かける機会が多くありませんか?実は、京都府では2008年を源氏物語千年紀として、様々な記念事業を展開されています。

古典文学に詳しい方は、ここで「ん?」と思われるのではないでしょうか。そう、『源氏物語』の起筆・執筆期間・完成年などは不明とされているからです。
では、どこから数えて千年なのかというと、記録の上(『紫式部日記』で寛弘5年(1008年)に源氏物語と思われる冊子作りが行われたという記述)で確認できるときからだそうです。

本著では、千年にも渡って読み継がれてきた源氏物語の作者・紫式部の生涯をおいながら、縁の地を紹介。観光地として現存している寺社もあれば、今では道路や民家の立ち並ぶ地域になっている所まで掲載されています。

『京都 紫式部のまち -その生涯と『源氏物語』-』坂井輝久文 井上匠写真
淡交社 2008.5 9784473035196
情報館所蔵 3F閲覧室 910.268||Mu56

(text:Hh)

    fromKYOTO

    卒業生・学外の方へ:利用のご案内

    マイライブラリ:マイライブラリについて

    交通アクセス:京都精華大学サイトへ

    公式Twitter