24 HOUR PARTY PEOPLE (24アワー・パーティ・ピープル)

実際の映像なんかも使いながらトニー・ウィルソンを中心に‘70年代末〜’80年代のイギリス・マンチェスターの音楽ムーヴメントについて描かれている。

トニー・ウィルソンとは世にハッピー・マンデーズ、ジョイ・ディヴィジョン等を排出し、ファクトリーレコードの代表者で・・・・・この辺の事については、詳しい人がやまほどいるのでやめておきますが、映画の中で描かれた彼をみて、時代を作るきっかけの裏には人のパワーが必ずあることを再認識。

"ファクトリー は何も所有せず、アーティストが全てを所有する"という本人の血で書かれた契約書。
どんなにバブリーな人だかと思っていた代表者トニー・ウィルソンも、実は、というかやはり、単純に音楽が好きで、アーティストに惚れて、何かを起こしたいと思い行動しただけだったのだ。
そんな儲けを度外視した経営のせいでファクトリーも倒産へと進んでいったが、彼は最初に掲げたアーティストを愛する気持ちを決してなくさなかった。

彼がセックスピストルズのライブを見て、心を突き動かされたところからはじまった何かが、イギリスとは違う島国(日本)の若者たちにまで波及したのですから相当です。
彼の作ったクラブもなくなり、2007年8月にはご本人も亡くなり、形を変えずにあり続けることはできませんが(それでいいと思いますが)、こうして映画になったり形を変えて引き継がれていくのでしょう。

なんか日本でもジュリアナ東京が復活してたなぁ・・・・・・

(text:YN)

    fromKYOTO

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