ポストYoutube時代のクリエイティビティ

みなさんの中には、将来、映像でご飯を食べていきたい、あるいは、物書きになりたい、音楽に携わりたいなど、表現に関する、あるいは表現自体を目的とした仕事に就きたい方が多いのではないかと思います。

今や、Youtubeやニコニコ動画などの動画配信サービスや、i-Tunes storeなどのデジタル音楽配信は、私たちの生活の一部になっていると言っても過言ではないでしょう。特に、若い世代にとってその傾向は顕著なはずです。

こういった新しいコンテンツサービスは、果たしてテレビを、出版物を、音楽を殺すでしょうか?

ニュースなんかを見ていてもいつも思うのですが、日本人は悲観的になりたがる傾向がある。お先真っ暗、若者に希望はない、ああ、かわいそうな私たち、と言いたがる。今までそうであったものがそうでなくなることに対して否定していたい。

でも、それではうまく回していけない。大切なのは、どのように変化しているのかという正しい情報を得た上で、頭の柔らかい発想で新しい形を模索していくことではないでしょうか?

その情報収集のために本を読むというのは一つの有効な手段です。ある程度まとまった知識が得られますし、ものによっては注釈が充実しているので調べる手間が省けるからです。

5月に情報館に入荷した『Content's Future』は2007年8月に初版が発行されていて、比較的情報が新しく、注釈も充実しています。AV機器テクニカルライター/コラムニストである小寺信良さんとIT・音楽ジャーナリストである津田大輔さんがテレビ・ハードウェア・ラジオ・音楽・CGM・テキストなど、様々な分野の専門家を訪ねる対談形式です。

作品作りに没頭するのも素晴らしいことですが、その作品をプロモーションする為に、世の中がどういう動きになっているのかを知るのも一興ではないでしょうか?

『Content's Future』
小寺信良, 津田大介著
情報館所蔵 3F閲覧室 一般図書 007.3||Ko 21

(text:meganet)

    fromKYOTO

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