2次元 → 3次元

レンズ??? なんだろ? んー……?? おぉっ!!
ご存知ですか? 『任意の点P』

2次元が3次元に見えるこの不思議!
初めて見た時の感動!

1ページに並んでいる同じような2枚の絵。
48種類のシンプルな絵だけで構成されています。
その2枚の絵を付属のレンズで覗くとあら不思議!
今まで見たことのない絵が浮かび上がるのです。

レンズなしで見えるのは2つの絵。
レンズを通して見ても、まだ絵は2つ。
だからと言って、このまま見えないと思ってあきらめないで。
見ているうちに、絵が1つに見えるはずだから。
レンズの角度も重要ですよ。
調整しながら「見える」角度を探しましょう。
必ず2次元が3次元になる瞬間があります。
平面で見ても「こんな感じかな?」と想像はできるのですが、レンズを通して見ると、想像以上のものが見えます。
想像以上どころか、今まで見たことのない立体が浮かび上がります。

刈り取られていく草、重なる光の3原色、パチパチはじける線香花火…
目の前でリアルな光景が広がります。
とにかくスゴイ!

とりあえずこれだけは言っておきます。
聞いただけではわかりません!
ぜひ一度、その目で体験してください!!

ただし、ハマりすぎて自分の世界に浸りすぎないで。
見ている姿はちょっと(かなり?)奇異ですよ。
私は「引きこもり」みたいだと言われました。
外で見るときには周りの視線にも注意しましょう。

立体視が出来る人はレンズなしでも見えるそうですよ。

『任意の点P』
慶応義塾大学佐藤雅彦研究室, 中村至男作品制作
美術出版社 2003.4  456850256X
情報館所蔵 3F閲覧室 一般図書 727||Ke 26 00159021

(text:琳)

    fromKYOTO

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