『わだ家』 和田アキ子

ほんまに歌うまいねんっ!!

和田アキ子のかっこ良さを引き出し続けてきた小西康陽、「古い日記」「だってしょうがないじゃない」といった和田アキ子の代表作を生み出し続けてきた馬飼野康二などをプロデューサー陣に迎え、一青窈、横山剣、SEAMOらとのコラボ作品も収録したデビュー40周年記念アルバム。

バラエティ番組に出演することが多く、芸能界のご意見番的イメージが定着している和田アキ子だが、間違いなく日本を代表するR&Bシンガーだ。80年代〜90年代にかけては歌謡曲やポップスを歌うことも多かったが(それはそれでいいのだが)、70年代の和田アキ子はほんっとにカッコいい!!国籍も性別も越えたパワフルな歌声は、今でもなお新鮮さを失わなず、聴く者に元気を与えてくれる。

今回のアルバムは40周年企画ということもあり、R&Bばかりを収録したものではないが、SEAMOとのコラボ「素直になりたい」ではラップも披露するなど、どんなジャンルでも歌いこなす和田アキ子の幅広さが感じられる。その中でも特にお薦めなのは、映画主題歌として使用されただけで、これまでレコード・CD化されることのなかったレアトラック「女王蜂のフーガ」。オリジナル音源と小西康陽によるリミックスの2バージョンを収録、曲間に時折挟まれるパンチの効いたセリフがたまらない。

実は、40周年記念としてアルバムをもう1枚同時リリース
『World Standard Wada Akiko A Tatsuo Sunaga Live Mix』
こちらはクラブジャズ界の大御所DJ須永辰緒氏が手掛けるWorld standardシリーズとして、和田アキ子の名曲をノンストップ・リミックスしたもの。踊れる1枚なので、よろしければごいっしょにいかがですか?

(text:Hh)


    fromKYOTO

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