『哲学の余白 上・下』 ジャック・デリダ著
現代フランスを代表する哲学者ジャック・デリダ。“ポスト構造主義”と呼ばれるデリダ哲学の基本概念を明らかにする論文集。
現代哲学における重要人物の一人であるジャック・デリダの哲学は、フッサールの現象学とソシュールの言語学を批判することからはじまった。その後も様々な構造主義を批判・検証することから、脱構築、差延などの概念を生み出していき、彼からはじまった潮流はデリダ派へと受け継がれ、あらゆる分野へと波及していくこととなる。
本著は、和訳では読めなかった重要なテキストを完訳したもの。
また、数々の論争でも知られるデリダ。ちなみに、from KYOTO 2008/02/27で紹介したハンス=ゲオルク・ガダマーとも論争を繰り広げたことがある。
『哲学の余白 上・下』
ジャック・デリダ著 藤本一勇, 高橋允昭訳
法政大学出版局 2007-2008 9784588007712, 9784588007729
情報館所蔵:3F一般書 135.5||D 63||1(上)135.5||D 63||2(下)
(text:Hh)