京都六月の風物詩

と、いえばもちろん京都薪能です。
毎年六月一日、ニ日に平安神宮で開催されています。

今年の目玉はなんといっても新作能「紅葉賀」でしょう。
笛方の帆足先生と左鴻先生が作り、
狂言方の茂山千之丞先生が演出した新作能。
観世流、金剛流問わず在京の能楽師総出演!の趣がありますね。

源氏物語千年紀にからめた番組のようです。
その他の曲目も「浮舟」「須磨源氏」「夕顔」「葵上」と
源氏物語を題材に扱ったものばかり。
派手なものはないですが、なかなか常の能会では出ないような番組です。

京都薪能のちょっと変ったポイントとしては、
遠い存在だと思ってた能楽師の舞台以外のすがたが見れちゃうところ。
モギリもチケット売りもパンフレット売りも会場案内も
靴を入れるビニール袋配ってる人、みーんな能楽師・狂言師です。

パンフレットが売れ残ってくる2日目にもなると、
人気のある若手狂言師のサインをその場で入れて売るよ!
なんてのも見たことがあります。
今年はちりとてちんに出てた宗彦先生もいるかもしれないですね。

見に行くときは必ず上着を持参しましょう。
夜遅くなるので、油断すると体が冷えてしまいます。

第59回 京都薪能
日時/平成20年6月1日(日)・2日(月)〈雨天順延〉
午後5時30分開演 (午後4時30分開場)
会場/平安神宮

■入場料
前売券…2,500円(4月25日より5月31日まで発売)
前売団体割引券…2,200円
(15名以上・京都薪能事務局でのみ発売)
当日券…3,300円

http://www.kyoto-kanze.jp/takiginoh.htm

(text:C)

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