『失われた時を求めて フランスコミック版』 マルセル・プルースト作/ステファヌ・ウエ翻案・画
プルーストの長編小説『失われた時を求めて』をフランス人アート・ディレクターのステファヌ・ウエがマンガ化。
プルーストが生涯をかけて書き上げた大長編『失われた時を求めて』。ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』と並び評される20世紀最高傑作のひとつがいったいどのようにマンガ化されていくのか?そして、原著は1913年〜1927年という長きに渡って刊行されただけに、いったいいつ完結するのか・・・。
ページを捲っていくと、あの難読を極める『失われた時を求めて』がすらすらと頭に入ってくる。自らの読解力の無さはさておき、マンガの力・すごさを痛感する。いつ完結するかは不明だが、コミック版を読んでから本来の小説に着手すれば、スムーズにページが進みそう。
『失われた時を求めて フランスコミック版』は、『失われた時を求めて』の理解を深めるためのマストアイテムとなっていきそうだ。
『失われた時を求めて フランスコミック版』
マルセル・プルースト作/ステファヌ・ウエ翻案・画 2007.11
情報館所蔵:3Fわかばコーナー 726.1||P 94||1
『失われた時を求めて』
マルセル・プルースト著 1992-
情報館所蔵:3F文庫新書コーナー 953||P 94||ち/文
『ユリシーズ』(世界文学全集:II-13,II-14)
ジェイムズ・ジョイス著 1964
情報館所蔵:3F一般書 933||J 85
(text:Hh)