『エトランゼ』 中山うり

美容師も兼業する異色ミュージシャン。

先日、大学センター入試の初日も無事終わり、心身ともにクタクタになって帰宅して、なんとはなしにTBSの『世界・ふしぎ発見!』のネッシー特集を眺めていたときの話。メシも食い終わるころ、番組のエンディングで聴き覚えのある歌が流れてきた。「おっと中山うりを使いますか」ってちょっと驚いた。制作会社もなかなかやるじゃないですかと。(ちなみにキューピーのCMはいつも選曲のセンスが抜群で関心します。)

美容室のスタイリストでありながらアコーディオンの弾き語りをする異色のアーティスト、中山うりちゃん。このアルバムを聴くと、旅に向かう昂揚感を歌にしたかの香織の「青い地球はてのひら」(JASRACがウルサイので歌詞は省略します)という名曲をbirdがカバーしたかのような、どこか郷愁をさそう甘酸っぱい感情を喚び起こされます。

プロフィールの異色さやプレースタイルに注目しがちですが声も魅力的です。もう既に一部のリスナーの間ではキテますが、そろそろ本格的にブレークするかもしれません。要チェックでしょ。

(text:情是)

    fromKYOTO

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