『キョウトアンビエンス』 小松正史

マルチな才能を発揮する若き研究者、人文学部の小松正史先生。JEUGIAさんのPOPで「京都のリチャード・クレイダーマン」と評されたピアノの名手がリリースした今度の新譜はアンビエントな楽曲集。

小松先生のライフワークである音環境デザインが取り入れた「京都タワー展望室」と「京都国際マンガミュージアム」において実際に流れている曲がこのアルバムに収録されているようです。

本件に関して情報館にはささやかながらもエピソードがあります。
先生は『京都精華大学紀要』最新号の33号に「京都タワー展望室の音環境デザイン・プロジェクト(1):環境音楽と展望景観の相互作用に関する心理実験」というタイトルで論文を寄せられているのですが、われわれ情報館職員も小松ゼミ生に混じって心理実験に参加させていただきました。メディアセンターのグループルームに篭って、京都タワーからの眺望映像とBGMとの親和性を評価する印象評定をしました。被験者側としては90分間の単調な実験は正直ツラかったのですが、採取データが論文やCDの形で結実されたのを知って喜びもひとしおです。
ぜひCDを聴きながら論文もご一読ください。

小松先生のウェブサイト「猫松カワラ版」はこちら

※小松先生が過去に発表されたピアノソロ3作品(『The Scene』『mahina』『コヨミウタ』)は情報館でも所蔵していますのでご試聴いただけます。また全点とも画箋堂さんで購入できます。

(text:情是)

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