『クリバス』 Mono Fontana

山本精一さんがアルゼンチン音響派を宣伝し世間に認知されはじめる以前に、大阪の靱公園横にあるCDショップCHOVE CHUVAで、当時はまだ無名だったフアナ・モリーナのインストアライブがあった。

その折、中南米音楽のケペル木村さんによるCD視聴会も催され、何名かのアーティストのうち木村さんがイチオシで薦めておられたのがモノ･フォンタナだったと記憶している。個人的にはフアナよりも音が好みだったので、その後しばらくはCD大型量販店で彼の盤を探していたが、忘れていた頃になってintoxicateという良質のレーベルから今回紹介するアルバムが発売された。

余談ですが、「限りなくシンプルで無限に豊かな幻聴にも似た美しい一大ピアノ絵巻」とこのアルバムにコメントを寄せる山本精一さんもメンバーのROVOは、本学創立40周年記念事業プレイベント「turn,turn,turn!」第2弾ゲストとして本学に来校予定です。