情報館のお得情報!~マンガ学部マンガ学科教授佐川俊彦先生より~

みなさん、情報館をどのくらい知っていますか?情報館=本を借りる、読む場所と思っている人も多いのではないでしょうか?
実は情報館はいろいろな楽しみ方ができるところなんです。

今回のブログでは、情報館管理運営委員会の委員でもある、マンガ学部マンガ学科の佐川俊彦先生に情報館の魅力について寄稿いただきました。


 京都精華大学に勤めていると言うと、いろんな人から羨ましがられます。「マンガミュージアムに、いつでもタダで入れるんでしょう? いいですねぇ」ですから、在学生の、しかもマンガ学部の学生までが、意外と行っていないことを知ってビックリしました。マンガミュージアム(以下、MMと略)は、コロナで休館していましたが、通常は、様々な展示やマンガを見ることができ、天気の良い日は、(元小学校の建物なので)芝生の校庭で、近所の人達や外国からの観光客も混じって、のんびり寝っころがって読書しています。
 また、MMまで行かなくとも、情報館では、一通りのマンガ雑誌を読むことができます。書店の立ち読み防止で、中身を見られなくなっているので、とてもありがたく、コロナ以前は、むしろ学外の方が利用されていました。書棚のマンガコーナーも充実していて、一般のコミックスこそ置いていませんが、古典的名作、復刻作品、海外のアートコミック、評論、インタビュー集、イラスト集、複製原画などなど、四年間では読みきれません。マンガの基礎を知るには、『藤子・F・不二雄』全集が役に立ちます。もちろん「ドラえもん」も収録されていますし。
 また、アート系では、展覧会の図録が多いのも特色で、絵画も写真もかなりあります。図録は、実は書籍の画集より、面白くてためになるものがけっこう多く、最近では、図録をハードカバーなどにして書籍化するケースも増えています。輸入のアートブックでは、驚きの作品を見ることができ、英語やフランス語が読めなくても、ページをめくっていくだけで、ドキドキさせられます。
 映像資料(DVD)は、メーカーの方針で許可が下りない場合も多く、たくさんあるとは言えない数ですが、ビデオやLD(レーザーディスク)も含めると、重要なところはかなり揃っています。
消えると思ったらオシャレに復活した、<LPレコード>も聴くことができます。また、精華大にいらっしゃった著名人の講演もテープで残されていて、故人が増えていく現在、貴重な記録となっています。

 マンガやアニメがバカにされ、禁止され、迫害された時代を知っている者には、創立以来、サブカルチャーの自由にも理解ある京都精華大学は、天国なのです(笑)
マンガ家で女性の学長の次が、アフリカ出身で関西弁の学長なんですから!羨ましがられて当然なのです。

                          マンガ学部マンガ学科准教授 佐川俊彦


佐川先生、ありがとうございました☺
情報館で利用できるものの特徴がよくわかっていただけたかと思います。

ここで、情報館職員からも一つあまり知られていない利用できるものをご紹介します。
情報館には「貴重書」といわれる一般の書棚に並んでいるもの以外に一枚ものや
形が複雑なものなどを中心にレアな資料も所蔵しています。
その「貴重書」、実は2F図書カウンターで申請をすれば、館内で見ることができるのです。
古い本の復刻版のようなものや染色に関する資料、名所図会など様々な資料があります。
一度ご覧になってみてはどうでしょうか?(職員Y.N)


参照:京都国際マンガミュージアム
URL https://www.kyotomm.jp/
〒604-0846
京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
TEL:075-254-7414  FAX:075-254-7424
京都市営地下鉄 烏丸線・東西線 烏丸御池駅2番出口より階段登りUターン
→烏丸御池交差点を左折し、烏丸通を北へ徒歩2分


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