情報館サークル企画「サークルメンバーのオススメ本(前編)」
第10弾となるテーマは・・・「サークルメンバーのオススメ本(前編)」 です!
新年度が始まってGWも明け、大学生活にもそろそろ慣れ始める頃合いでしょうか。
情報館サークルも新たなメンバーを迎えて、新年度の活動に益々意欲を高めております。
そこで今回は、サークルメンバーの紹介も兼ねて、
サークルメンバー一押しの本をセレクトさせていただきました!
■『推し、燃ゆ』(河出書房新社)/宇佐見りん 著
第164回芥川龍之介賞受賞作品。
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」から始める本作は、
若干21歳の作者が私たちと同じ目線で〈いま・ここ〉を精巧に描いた、
現代を代表する青春の物語となっている。
この作品がいつか古典となって読み返されるときに、
平成、令和を捉える小説として意味付けられるような気がする。
「推し」がいるすべての人にオススメする一冊。
(情報館サークルメンバー 人文学部K)
【所蔵情報】
所在:3F閲覧室
請求記号:913.6||U 92
資料ID:00224730
■『山怪』(山と渓谷社)/田中康弘 著
“現代の遠野物語”
とも評される、山にまつわる奇妙で奇怪な話を集めた作品集。
筆者が直接現地に赴き、主に秋田県の阿仁町のマタギから話を聞いている。
人が狐や狸に化かされ、クスリと笑えるような話もある中、
稀に背筋がゾッとするような話もあり読んでいて気が抜けない。
特に「叫ぶ者」「来たのは誰だ」という話はこの世のものではない何者かが描かれていて、
読んでいてトラウマ級に恐ろしかった。
私自身山が身近な存在で育ち、山の得体の知れない恐怖感を常に感じていたので
読んでいて非常に面白かった。
『山怪』は一昨年から漫画化もされており、そちらも必読である。
(情報館サークルメンバー 人文学部N)
【所蔵情報】
所在:3F閲覧室
請求記号:388.1||Ta 84
資料ID:01044540
■『ぶらんこ乗り』(新潮社)/いしいしんじ 著
高校生の「私」には行方知らずの弟がいる。
ある日、幼い頃に弟が使っていた古いノートを見つけた。
ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な弟。
作り話の天才で、ノートに物語を書いては「私」に聞かせてくれた。
そのノートには、かつて弟が抱いていた真実が秘められていた。
私がオススメするのは、いしいしんじさんの作品です!
詩的な文章で綴られた、おとぎ話のような繊細で切ない雰囲気が魅力的です。
登場する設定も独特で、筆者にしか描けない世界観は先が読めずワクワクします!
ぜひ読んでみて下さい。
(情報館サークルメンバーデザイン学部K )
【所蔵情報】
所在:3F文庫新書コーナー
請求記号:913.6||I 75||新/文
資料ID:04000295
■『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)/樺沢紫苑 著
日々吸収した沢山の情報、本当に頭にインプットされていますか?
頭の中にインプットした情報は頭の外に「アウトプット」して
初めて学びになり自己の成長に繋がります。
この本では今すぐにでも実行できるアウトプットの具体的な方法が、
イラスト付きでわかりやすく書いてある本です。
自分の頭の中にあるものをどう作品に落とし込めばいいかわからない。
課題のプレゼンでどう伝えるかを考えて、
行き詰まってしまった時にこそ試してほしいアクションプランが満載。
日々クリエイティブなものに触れて作品を制作する学生のみなさんに
ぜひ読んで欲しいおすすめの1冊です!
(情報館サークルメンバーデザイン学部S )
【所蔵情報】
所在:3F閲覧室
請求記号:002.7||Ka 11
資料ID:00215956