ワークショップ「見えてるモノ出せるオト動くカラダと光」
講師:藤本隆行、白井剛、おおたか静流
開催概要
日時:2011年5月14日(土)、6月18日(土)、7月9日(土)、7月31日(日) 全日13:00〜
会場:情報館メディアセンターホール
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このワークショップは、最後には全員で一続きの小さなパフォーマンスを作ることを目標としています。ただそれは、完成度の高さを目指すというよりは(もちろん良い作品を作りたいとは思いますが)、別の二つのゴールを目指しています。
まず、いかに身近な物事を別の角度から捉えて、新たな魅力と視点を確立するか、そして、新たなデジタルデバイスを、先入観なしに自分の感性で使い倒すかです。新たな技術というものは、常に未だ誰にも見いだされていない可能性を秘めていて、それはテクニックではなく、好奇心によって現れることがあるのだと考えるからです。
1)楽器やコンピュータを使わず、身体/声のみで音声トラック(時間軸)を作る。
2)携帯やデジカメなどを使って、自分の目に見えているモノだけで、映像を作る。
3)それらを合わせた環境のなかで、身体の動きを作る。
4)それにLED照明を合わせて、パフォーマンスにする。
5月14日(土)
13:00〜:イントロダクション
14:00〜:「出せるオト」
講師:おおたか静流、藤本隆行
自身の「声」を含めた、自分の身体から出る音のみに焦点を合わせ、作品の時間軸となるサウンドトラックを制作します。
6月18日(土)
13:00〜:「見えてるモノ」
講師:藤本隆行
携帯やデジカメなどの目を使って、自分が見えていると確信できるものだけを繋いで、各自1分程度の映像を作ります。それらは、あるルールで舞台背面に投影され、作品中の各自の個性となっていきます。
7月9日(土)
13:00〜:「ウゴク身体」
講師:白井剛、藤本隆行
それまでに作った環境(音と映像)の中でいかに動くか、ダンスのテクニックに頼るのではなく、日常の動作を改めて見直し、その新たな側面を見いだします。
また平行して、その身体を見せるための明かりも作っていきます。
7月31日(日) ※上演時間が変更になりました
13:00〜:「光」(照明デザイン、最終調整、リハーサル) 15:00〜:上演
講師:白井剛、藤本隆行
照明まで含めた全体像を見直し調整し、公開発表に臨みます。
応募要項
情報館1Fメディアセンターカウンターにてお申し込みください。
または、メールに以下の事項を記入し、以下のアドレスにお申し込みください。
※原則すべての日程に参加できる方のみの応募に限らせていただきます。
申込アドレス:ksmedia*kyoto-seika.ac.jp (*を@に変えてください)
※返信可能なメールアドレスより送信ください。詳しい情報などを返信いたします。
申込事項
・氏名(フリガナ)
・学籍番号
・所属学科
・コース※一般の方は一般とご記入ください。
・携帯番号
他大学の方、一般の方、どなたでも無料で参加できます。
定員:約15名 ※定員になり次第募集を締め切らせていただきます。
講師プロフィール
藤本 隆行氏
1987年、ダムタイプに参加。「S/N」以降の作品では、照明並びにテクニカル・マネージメントを担当する。近年は、内橋和久やUAとのインスタレーション/コンサート「path」、ダンスカンパニーMonochrome Circusとのコラボレーション「Refined Colors」「lost」、白井剛(AbSt/発条ト)や川口隆夫(ダムタイプ)等、9名のアーティストと共に作ったパフォーマンス作品「true/本当のこと」で,LED照明を含めたデジタル・ディバイスと人体の高密度の同期に焦点を当てた,有機的な舞台を構築。また、Daniel Yeung(香港)、 Ea Sola(フランス/べトナム)、Choy Ka Fai(シンガポール)、Daniel K(シンガポール)等の海外アーティストとのコラボレーションも多数。2010年には、横浜BankART並びに東京都写真美術館開催の第2回恵比寿映像祭で、インスタレーション作品「Time Lapse Plant」を発表。また同年より「京都コンピュキッズ」を立ち上げ、子どものためのデジタルワークショップ開発を主宰している。
白井 剛氏
1996~2000年「伊藤キム+輝く未来」に参加。98年「Study of Live works 発条ト(ばねと)」設立。00年「バニョレ国際振付賞」、06年トヨタコレオグラフィーアワード「次代を担う振付家賞」を受賞。06年「AbsT」設立。「アルデッティ弦楽四重奏団」とのコラボレーション、ユーリ・ン(香港)振付『悪魔の物語』、伊藤キム『禁色』に出演。07年「第一回日本ダンスフォーラム賞」受賞。07年初演の『true/本当のこと』で藤本隆行らと共同製作を行う。近年では、09年『blue Lion』、10年『静物画 -still life』を京都にて製作・発表。10~11年、山口情報芸術センター[YCAM]との映像プロジェクト『Choreography filmed: 5 days of movement』を行い、現在http://c-filmed.ycam.jpにて映像作品を公開中、ネット上でのダンスの可能性を模索している。今秋、京都・東京にて『静物画 -still life』を再演予定。
おおたか 静流氏
シンガー&ボイスアーティスト。
七色の声を駆使し、テレビ、映画、舞台、アートシーン等あらゆる分野で活動する。
「声のお絵描き」主宰。即興による声の自由さを軸に、声以外の表現素材からヒントを
もらいつつ声の可能性をさぐる。
ニューヨーク拠点のヨシコ・チュウマ率いるパフォーミング・アートにて世界行脚中。
ダンス、映像、写真、演劇、音楽、文学等が交差するシーンで、歴史や国境やジャンル
を超えたメッセージを発信している。
NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」にて楽曲提供及び歌唱。
イスタンブール録音のアルバム「SESRENADE」好評発売中。
おおたか静流サイト
http://sizzle-ohtaka.com/
事務所サイト
http://www.songbirds.ne.jp/sizzle/
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主催:京都精華大学情報館×SEIKA EIZO
問い合わせ:京都精華大学情報館メディアセンター
電話:(075) 702-5140 E-mail: ksmedia*kyoto-seika.ac.jp (*を@に変えてください)