「藤本隆行」自らの作品を語る
藤本 隆行氏 プロフィール
1987年、ダムタイプに参加.93年に制作を開始した「S/N」以降のパフォーマンス作品では、照明並びにテクニカル・マネージメントを担当する。
また、池田亮司(日本)のコンサートや、Daniel Yeung(香港)、 Ea Sola(フランス/ベトナム)、Choy Ka Fai(シンガポール)の舞台作品などにも、照明デザインを軸に参加。それらと並行して近年は、ギターリスト内橋和久とUAとのインスタレーション/コンサート「path」や、ダンスカンパニー Monochrome Circusとのコラボレーション作品「Refined Colors」・「lost」、白井剛(Abst/発条ト)や川口隆夫(ダムタイプ)等と共に作った最新作「true/本当のこと」で、自身のディレクションによる多様なアーティストで編成されたテクニカルチームを率いて、コンピューターによる舞台要素の同期と、LED照明デザインを特徴とする作品制作を試みている。
開催概要
日時:2010年7月9日 (金) 時間:18:00〜
会場:京都精華大学情報館 メディアセンターホール
申込:不要(入場無料)
※入場定員に達した場合は入場をお断りする場合がございます。予めご了承ください。
関連イベント
講演会に先だって作品上映会を行います。
「true/本当のこと」
a new sound , light and dance performance
上映日時:
2010年7月2日(金) 18:00〜
2010年7月 3日(土) 16:30〜
2010年7月5日(月)~8日(木) 18:00〜
会場:京都精華大学情報館 1Fメディアセンターホール
申込:不要(入場無料)
true/本当のこと」は、二人のパフォーマーによって展開される、「脳」と「現実」の関係を探る舞台作品です。この舞台は振動体である建設用足場と、天井に吊られた直径8m のLED 照明用円形トラス、そしてコンピューターでリアルタイムに生成される映像と、一台のテーブルで構成されます。テーブルの外見は簡素な木製ですが、実は内部にいくつもの装置を組み込んだ、舞台のメインシステムです。机上には写真や地球儀、グラスなどが雑然と置かれ、パフォーマーはそれらと,そしてテーブル自体とも密接に絡んでいきます。LED照明は,その色変化の自在さとデジタル制御による高速同期で、今までにない光の表現を実現し、足場には振動子がセットされ、音や動きとリンクしつつ物それ自体が揺れ、音に実感する質量を与えます。そして、映像も含めたそれらの要素は、二人のパフォーマーの動きと筋電センサーを介して同期し、現在の技術だからこそ可能な解像度で働くのです。つまり、これまでとはケタ違いの精度で、音と光に包まれた劇場空間そのものが、パフォーマーの身体の延長として明滅と収縮を繰り返し、観客の身体感覚にまで影響を及ぼしていきます。
Production member:
藤本隆行 : ディレクション・照明 / dumb type
白井 剛 : 振付・出演 / AbsT・発条ト
川口隆夫 : 振付・テクスト・出演 / dumb type
南 琢也 : 音響・映像・ビジュアルデザイン / softpad
真鍋大度 : 音響・振動・システムプログラミング
堀井哲史 : 映像・プログラミング・web / rhizomatiks
齋藤精一 : 機構設計 / rhizomatiks
石橋 素 : デバイスプログラミング / DGN
照岡正樹 : センサーシステム / VPP
北村教子 : 衣裳デザイン
お問合せ
京都精華大学情報館 メディセンター
TEL:075-702-5140