第3回情報館POPコンテスト 金・銀鹿賞作品
受賞者： 〆切守さん- タイトル： 『「いき」の構造』
- 著 者： 九鬼周造
- 所 在： 3F文庫新書コーナー
- 請求記号：701.1 || Ku 28 || 講/学
| 受賞者コメント |
| このような賞を頂いて、ありがたいことだと思っています。この本は、沢山の内容が詰まっているので是非読んでみて下さい。 |
| 作品の講評 |
| まずポップさんの選択眼と意欲に敬意を表します。その昔、わたしは読もうとして途中放棄。あらためて読んでみて・・・注の豊富さに驚き。虫眼鏡で読もうという姿勢に努力賞。ムム、虫眼鏡君は九鬼氏と言いたいのか。ところで、女性の着物を縦縞にしてみようとは思いませんでしたか？（田口） |
| 目を引くイラスト。そして「考え過ぎよ ほほほ…」と著者にツッコむ婀娜な婦人(笑)ちっとも本を褒めてはいないのに、読んでみたい気にさせる。褒め称えて読ませようとするのは無粋で野暮なのか…！？ これは、一元的均衡の打破に理想主義的非現実性が見てとられる正に「いき」なＰＯＰである…かな？（佐川） |
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受賞者： 明紗さん- タイトル： 『新世界（1st-5th）』
- 著 者： 長野まゆみ
- 所 在： 3F閲覧室
- 請求記号：913.6 || N 16 || 1-5
| 作品の講評 |
| 物語の質感や世界を的確にイメージさせるための工夫と努力の跡が感じられる。とても完成度の高い作品である。（佐藤一） |
| POPとは、必ずしも平面でなければいけない訳ではないので、そこを巧く利用した作品だと思いました。プラスティックの物質性と半透明の青色の醸し出す冷涼感が観る者を引き寄せます。引用された少年の独白と相まって、不思議な世界が繰り広げられているのだろうな、というような想像をかき立てるPOPだと思いました。（佐藤守） |
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- 受賞者： まおさん
- タイトル： 『癒しのチャペル』
- 著 者： 辛酸なめ子
- 所 在： 3F文庫新書コーナー
- 請求記号：726.1 || Sh 69 || ち/文
| 受賞者コメント |
| 受賞出来てとても嬉しいです！ありがとうございます。この本は毒舌が好きな方、必見です！ |
| 作品の講評 |
| 毒のある本の紹介にしては、ひょうし抜けするくらい素直な、素直すぎる感じのＰＯＰなので、実はけっこう、ハマるファンも著者も善い人なのかもしれないと思ってしまいました。毒書こそが癒しの良い薬？（佐川） |
| POPを見て、どんな毒が書いてある本なんだろう・・・と気になりました。そしてデザインも、かわいらしさの中にも毒が描かれているところが、本の内容を面白く表していて良かったと思います。（辻横） |
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- 受賞者： e さん
- タイトル： 『大正・昭和の乙女デザイン
：ロマンチック絵はがき』 - 著 者： 山田俊幸, 永山多喜子, 竹内喜久雄編著
- 所 在： 3F閲覧室 請求記号：726.5 || Ta 24
| 受賞者コメント |
| ありがとうございます。POPを見て、本を読みたいと思っていただけたらうれしいです。 |
| 作品の講評 |
| 「かわいいだけじゃない」というコピーの意味が、描かれた乙女からもよく伝わってきます。（安藤） |
| いつの時代も乙女の好きなものは変わらない。それをかわいらしくPOPにあらわしていると思います。「かわいいだけじゃない」その内にあるものは…と思わせる女の子と薔薇の模様が構図的にもとても良いなと思いました。（前田） |
