公開シンポジウム 介入の芸術「未来のラブソング」

キングストン大学・ロンドン-京都精華大学・京都
公開シンポジウム

 Love song for the future  – 未来のラブソング-
介入の芸術:個人の記憶、公共の記憶、その交差点へ
 The Art of Intervention : Critical Enquiries into Intersections of Private and Public Memory

 
このプロジェクトは「介入の芸術」の可能性を検証するために、2009年から2010年の二年間にわたり、キングストン大学(ロンドン)と京都精華大学(京都)を中心に、芸術や人文学に携わるさまざまな人々が領域を横断して展開する、共同研究プロジェクトです。
今年の1月にそのオープニングとして催しました「S/Nについて、語られなかったこと」、このシンポジウムを受けて「介入の芸術」の第二章として「未来のラブソング」と題し、京都精華大学にて公開シンポジウムを開催します。

日時:2009年11月21日(土) 10:30〜

会場:京都精華大学 黎明館 L-201

 
あらゆる差異や記号にからめとられていない最後の拠り所として語られてきた「身体」。しかし脳死臓器移植や再生医療といった生命技術の発展は、最後のよりどころたる「身体」をも資本や交換のシステムにとりこもうとしている。そのような世界にあって芸術・表現はなにをなしうるのか。ダムタイプのパフォーマンス「S / N 」では、90年代初頭においてすでに、身体がいずれ資本の側に取り込まれることになるという予感が一貫して描かれている。このシンポジウムでは、「身体」そしてその先にある「生命」という、人間存在の極限のリアリティを、芸術がどのように守ることができるのか。そのような社会の巨大な動きに、芸術がどのように介入しうるのかを問う。
 
介入の芸術公式HPはこちら

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オープニング
10:30 ~ 開場
10:45 ~ オープニングリマーク
フラン・ロイド ( キングストン大学)
レベッカ・ジェニスン ( 京都精華大学)
八巻 真哉 ( 京都精華大学メディアセンター)

Ⅰ. 身体/ 身体性を超えて
Memory, body and the social
11:00 ~ 12:30
パネリスト
ロイス・ケイダン ( Live Art Development Agency )
笠原 美智子 ( 東京都写真美術館 事業企画課長)
コーディネーター
レベッカ・ジェニスン

Ⅱ. 生命と消費社会~表現者は何をなしうるのか
Bio-politics, consumer society and the role of the artist
13:30 ~ 15:00
パネリスト
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ ( 現代美術家/dista支援部コーディネーター)
菊池 修 ( 写真家)
山田 創平 ( 京都精華大学)
モデレーター
藤田 淳志(愛知学院大学)

Ⅲ. 不可能を可能にする~表現の荒野で実践する人々
Art , activism now – art is possible
15:30 ~ 17:00
パネリスト
張 由紀夫 ( アーティスト/ アクティビスト)
嶋田 美子 ( アーティスト)
アリス・モード・ロクスビー ( キングストン大学)
コーディネーター
フラン・ロイド

ラウンドテーブル&ラウンジタイム
17:00 ~

                              全体進行 八巻 真哉

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主 催  京都精華大学情報館
協 力 PMI2 BRITISH COUNCIL キングストン大学 京都精華大学 ダムタイプ
企 画 レベッカ・ジェニスン 八巻真哉 山田創平
コーディネート 嶋田美子 ブブ・ド・ラ・マドレーヌ フラン・ロイド 

問い合わせ:
京都精華大学情報館メディアセンター
tel:075-702-5140
E-mail:
ksmedia*kyoto-seika.ac.jp (*を@に変えてください)

 

関連イベント

・アリスモード ロクスビーによる「パフォーマンス,アートと写真」について 
 公開レクチャー
 
 開催日:2009年11月20日(金) 18:30~
 会 場:情報館1階メディアセンターホール
 申 込:不要 ※一般参加可
 入 場:無料
 
 
・ダムタイプ作品上映についてはこちら

 


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