「記憶と記録のドラマから生まれるアート」:マルチメディア講演会

講演:三田村光土里(アーティスト)
日時:2003年12月1日(月)16:30〜
会場:京都精華大学情報館メディアセンターAVホール

予約不要

料金:無料

講演要旨

三田村光土里は、私的な写真や小道具、音楽など、様々な素材を多彩に組み合わせて、「人が足を踏み入れられる日常のドラマ」を作り続けている。そのアート空間では、過去と現在、現実と非現実が複雑に交差し、「記憶」と「記録」という確かなようで実は危うい生の証が、うつろいゆく個人の中のイメージや感情、アイデンティティーを呼び覚まし、一人一人の人生を彩って行く事を気付かせる。三田村の作品には私的な家族の写真が多く登場するにも関わらず、それらが暗示するものは感傷的な思い入れとは無縁で、どこか飄々としている。そこには世代や国を越えた「普遍性」が存在し、微妙なユーモアを覗かせながら様々な人にたんたんと訴えかける。
今回の講演では、1999年から2003年の新作まで、全インスタレーションをヴィデオで解説しながら紹介します。

プロフィール

三田村光土里(みたむら みどり)

1964年 愛知県生まれ。
94年現代写真研究所基礎科修了。
私的な写真に様々な素材を組み合わせ、「記録と記憶」という、確かなようで実は危うい生の証をテーマに、過去と現在、現実と非現実が複雑に交差するインスタレーションを創り続けている。ドイツ、オーストリア、スウェーデンをはじめ、国内外で個展グループ展多数。

 

 

講演会風景

                 

 


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