「劇団ミュトスと最新作「語る女」について テレサ・ハッキョン・チャの「ディクテ」を元に」:マルチメディア講演会

講演:特別講師:オ・ギョンスクと劇団ミュトス
日時:2003年11月28日(金)16:30〜18:30
会場:京都精華大学明窓館1階M104ホール(普段とは開催場所が違いますのでご注意下さい)

予約不要

料金:無料

通訳:木村典子
司会進行:レベッカ・ジェニスン

※京都精華大学では11月28日(金)のマルチメディア講演会に先立ち、今回取り上げるアーティスト「テレサ・ハッキョン・チャ」の関連イベントを行います。
>>関連イベント(下記参照)

講演要旨

「新しい演劇言語を目指している」劇団ミュトスは、1998年に、テレサ・ハッキョン・チャの『ディクテ』を取り上げ、「語る女」というタイトルで、多様なメディアを取り入れる実験的な演劇作品を制作した。今回の講演会では、韓国の演劇状況とそのなかでのミュトスの位置を紹介し、「語る女」の一部を上演する予定。また、オ・ギョンスク氏と劇団ミュトスのメンバーをお迎えし、観客参加型のワークショップを行う予定。

プロフィール

Theresa Hak Kyung Cha(テレサ・ハッキョン・チャ)

1951年、プサン生まれ、韓国軍政を逃れて62年ハワイに移民。カリフォルニア大学バークレー校で芸術学(陶芸、パフォーマンス)、フランス文学、比較文学などを学ぶ。77年合衆国に帰化。82年に暴漢に殺害されるまで、アメリカにおけるアジア系女性を代表するアーティストとして、彫刻、布や紙を素材とした作品、映画、ビデオ、写真、パフォーマンス、詩など様々な分野に多数の作品を遺した。

オ・ギョンスクと劇団ミュトス(O Kyong Sook&Theatre Group MYTHOS)

韓国の劇団ミュトスはギリシア悲劇から現代劇までを多彩にこなす劇団である。オ・ギョンスク氏は同劇団で演出を務める。今回取り上げるテレサ・ハッキョン・チャとは作品「ディクテ」翻案・上演で深い関わりがある。この作品は1998年の初演(ソウル)を皮切りに、2000年第5回国際女性劇作家会議(ギリシア)での上演、2001年の再演(ソウル)を経て、本年ソウルで行われる展覧会『観客の夢』と連動して再度演じられた。

<劇団ミュトスの活動歴>
これまでに、劇団ミュトスは、ハックスリー、シェイクスピア、ベケットやエウリピデスなどの作品の脚本を制作し、上演している。

 

 

 

講演会風景

                                                   

関連イベント情報

「テレサ・ハッキョン・チャとは -その作品に親しむ-」

日時:11月24日(月)14:40〜16:10
会場:京都精華大学情報館AV小ホール
講師:レベッカ・ジェニスン
テレサ・ハッキョン・チャのビデオ作品や、世界各地で行われた彼女の展覧会の模様を紹介。また今回講演会で取り上げる「ディクテ」(演劇タイトル『語る女』)の日本語訳、韓国語訳を少し読み込んでみたい。

特別講義
「女性と芸術 劇団ミュトスと最新作「語る女」について テレサ・ハッキョン・チャの「ディクテ」を元に」

日時:11月28日(金)14:40〜16:10
会場:京都精華大学黎明館 L-101教室
特別講師:オ・ギョンスク 通訳:木村典子
今回マルチメディア講演会でもお話しいただくオ・ギョンスク氏にお越しいただき、韓国の現代演劇の状況をお話しいただく。


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