電子出版とマルチメディア・アート :マルチメディア講演会

講演:飯村 隆彦(名古屋造形芸術大学教授、映像作家)
日時:2000年11月29日(水)16:30〜18:00
会場:京都精華大学情報館1階AVホール

入場無料・予約不要

講演要旨

私はビデオ作品によって、ビデオの記号学を試みたが、それは基本的には、ビデオにおける「見る」「見られる」関係を言語との関係において構築した。その結果、両者が相互に交換しうる関係にあったことが明らかになった。
このようなビデオのフィードバック構造のいくつかのモデルを創造して、これをビデオ作品として実現するばかりではなく、テキスト、グラフィックス、アニメーションなどを含むマルチメディアの作品をCD-ROMで発表した。

プロフィール

飯村 隆彦

1937年生まれ。
1960年代より8ミリや16ミリの前衛映画を個人で制作し始めた、日本の実験映画の草分けの一人。64年にブラッセル国際実験映画祭特別賞を受賞して以来、数多くの国際映画祭で受賞。また、66年ニューヨーク、73年ベルリン、74年パリを始め、海外での個展上映も多数おこなっている。
89年には、「Ma:Space/Time In The Garden Of Ryoan-Ji」を制作、モントリオール映画祭、ユネスコ美術映画祭などで上映された。最近は、CD-ROM「映像実験のために」、「Observer/Observed」、 「Interactive : AIUEONN SIX FEATURES」を発刊し、高い評価を得ている。


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