編集する将来:マルチメディア講演会

入場無料・予約不要

講演要旨

最近、私は電子ネットワーク上に「編集の国ISIS」という編集実験システムを“開国”するための準備に夢中になっていた。この国は誰もが編集できるようになっていて、さまざまな方法が試せる国なのである。
私が編集を重視するのは、知識よりも方法を重視しているせいである。この講演でも、いくつかの映像を見てもらいながら、編集的方法のおもしろさなどを伝えられればと思っている。

プロフィール

松岡 正剛（まつおか・せいごう）

1944年、京都市生まれ。編集工学研究所所長。帝塚山学院大学教授。独自の世界観にひそむ方法を編集工学として確立し、科学から芸術におよぶ領域の再編集にとりくむ一方、情報文化と情報技術をつなぐ研究開発を推進している。
著書に、『情報と文化』『花鳥風月の科学』『ルナティックス』『知の編集工学』『イメージとマネージ』『フラジャイル』『情報の歴史を読む』『二十世紀の忘れもの』『知の編集術』などがある。