「Influence -差響する「」-」開催中! ギャラリーフロール
ギャラリーフロールでは、只今、「Influence -差響する「」-」展と「袖岡千佳展 -平熱の草いきれ-」が同時開催中です。
今日は、この2つの展覧会のうち一階奥側のスペースで展示されている「Influence -差響する「」-」展をご紹介させて頂きます!
この展覧会は、岸本沙央梨さん(本学大学院 芸術研究科在籍中)と山城優摩くん(本学洋画コース卒業)の洋画コースご出身のお二人が組まれた展覧会です。
迫力のある大物作品が大部分を占め、見応えのある展示となっております。
展示内容は、油彩表現から一歩離れた作品制作をーというお二人の思いの通り、一般的に洋画と聞いて思い浮かべる平面的な作品のイメージとはまた違う、厚みや重みが感じられる立体的な作品が広がっています。
山城くんの作品は、幾何学的な型、カラフルな色で構成された作品が一際目を引きます。オウトツがあり、よく見ると抜けている部分もありー、色々な方向から眺めて楽しんで下さい。何度見ても新しい発見があります。見る人を飽きさせない作品です。
その作品の中には、山城くんが育ち、影響されてきた環境(都市風景)なども構成の要素として入っているとのことでした。
岸本さんの作品も勢いがありながらも、繊細にまとめられた大きな作品が並びます。
ギャラリーに入ってすぐ、一際目立つこの白い大きな作品!
熱したニクロム線で発泡スチロールを削って制作されたものだということです。
少しづつ削られた時の段々の筋が作品の肌合いに出ており、もともと無機質で軽い発泡スチロールの存在自体も不思議に重量感があって味のある物質に変化しています。
展覧会名「Influence -差響する「」-」にある様にー、岸本さんと山城くんが影響されてきたもの、そして、お互いが影響し合って出来たものを軸として、今度はこの展覧会を見たまわりの人たちにどう響いていくのかー。
新鮮なアイデアと若いエネルギーが溢れ出る、お二人の展覧会をぜひご覧下さい!
会期は、今週12/22(土)までです!
fleur