まほろば
東大寺ミュージアムがオープンし、正倉院展が間もなく開催。
いま、奈良がアツい。
そんな奈良のことを詠んだ歌があります。
“大和は国のまほろば 畳(たた)なづく青垣
山隠(ごも)れる大和し美(うるわ)し”
これはヤマトタケルノミコトが、
ふるさとの奈良を偲んで歌ったものだそうです。
「まほろば」は契約データベース・ジャパンナレッジによると
「すばらしい場所」の意味。
大和は素晴らしい場所。幾重にも重なっている垣根のような山々、
それらに囲まれた大和は美しいところだ。
とでも言ったところでしょうか。
奈良に訪れるたびに思うのが、歌にも出てきた「山」がとても身近だということ。
どこからでも山が見え、山に守られている気になります。
落ち着きたいとき、考え事をしたいとき、奈良の山を見に行きたくなります。
奈良県民ではない私のイメージですが、
奈良は、はるか昔の空気がそのまま流れていると思います。
それをとても大切にしていて、うまく今と融合させて生活しているなぁと。
いいですよ、奈良。
なんでもっと早く気が付かなかったのかと思いますが、
それは私が大人になったから、ということにしたいと思います。
”まほ‐ら”, デジタル大辞泉, ジャパンナレッジ (オンラインデータベース), 入手先<http://www.jkn21.com>, (参照 2011-10-17)
すばらしい場所。まほらま。まほろば。
(text:図書:バンビ)