いまさら誰にも聞けない三国志。
"劉備"とか"曹操"といった名前だけはどこかで耳にしたことがあるものの、実際に作品そのものを読んだことがなかったため、今さらながら三国志に挑戦中。
読むと決めたのはいいものの、日本語で読めるものだけに限ってもいくつもあり、はてさてどれを読んでいいものやら、と軽く途方に暮れること数十分。
そもそも「三国志」と一言でいっても、大きく分けて歴史書そのものと、それやこれやをもとにした物語としての「演義」があるんだそうで。
初心者としてはやっぱり『横山光輝三国志』(マンガ)なんかよさげだなーと思っていたものの、残念なことに情報館に所蔵はありません。
兎にも角にもなんやかんや調べているうちに、とりあえず三国志の日本における事実上の標準と捉えられているのが吉川栄治の『三国志』である、ということを聞きつけます(前出の横山三国志もこれを大筋で元にしているそうです)。
幸い吉川三国志の全部が収められた『吉川栄治全集』が情報館に所蔵されているので、早速レッツ・三国志。
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いや、長年親しまれているだけあって、さすがに面白い。
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面白いんですが。
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いつ終わるんスかコレ……
というわけで二月の半ばから読み始めた「吉川三国志(全四冊)」ですが、つい先ごろやっとの思いで一冊目を読み終え、現在は二冊目序盤にて悪戦苦闘しておるところ。
すわ、これこそが孔明の罠かっ。
というかまだその孔明すら出てこないのですけれどね……。
どっとはらい。
[情報館所蔵]
『三国志 1-4(吉川英治全集:24-27)』
/ 吉川栄治 (講談社, 1979-1980)
B1F閲覧室 918.68||Y 89
(text:ばけつぷりん)