『ボトルネック』
物事がスムーズにいかない場合、
その原因は全体から見ると小さな要因であり、
他のところを改善してもうまくいかないことが多い。
この小さな要因になるものを「ボトルネック」という。
自分がその「ボトルネック」だとしたら?
なくなった恋人を追悼するために行った東尋坊の崖から
墜落してしまった「ぼく」は気がつくと自分の「生まれなかった」
場合の並行世界にいた。
自分がいないことでうまくいくことがあったと知ったとき「ぼく」のとった行動とは?
日常の謎をテーマに多くの作品を手がける米澤穂信さんが、若い人向けに書いた
SFミステリー、ぜひご一読ください。
私も若いときに読みたかった・・・・・・。
『ボトルネック』 米澤穂信 著 (新潮文庫)
3F文庫新書コーナー 913.6 / Y84 / 新/文
(text:図書:しげを)