フローズン・リバー
アカデミー賞もいいけどサンダンスもね。
2008年サンダンスグランプリ受賞作、ようやく関西でも公開です。
舞台はカナダとの国境に面し、モホーク族の保留地を抱えるニューヨーク州最北部の町。
人種も生活環境も異なる二人の母は、ふとしたきっかけで知り合い、はからずも共犯関係に。
次第に追い詰められていく彼女たちを待ち受ける過酷な現実。
それでもこの映画が先の見えない絶望のままで終わらないのは、母なる姿を力強く映し出しているから。
昨年fromKYOTOゲストセレクションでも紹介された『母なる証明』といい、母なるものの力は圧倒的です。
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そして背景にある現在のアメリカの社会問題。他人事ではない感じ。
キリキリと切羽詰ったアメリカの側面を知る手がかりは最近Part2もでたこの本で。
*情報館所蔵資料*
『ルポ貧困大国アメリカ』 堤未果著
岩波書店, 2008 (岩波新書:新赤版 1112).
3F文庫新書コーナー 302.53||Ts 94||岩/新
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映画公式HP:『フローズン・リバー』
(text:図書:1000)