『Sync (シンク) : なぜ自然はシンクロしたがるのか』 スティーヴン・ストロガッツ著

何を美しいと感じるか。

この本の著者は高校時代の振り子の実験で、
代数でのグラフとまったく同じ放物線があらわれたことに
おおきな感銘を受けている。
「隠れた美しい世界」と感じたようだ。

例えばホタルがいっせいにシンクロして光を点滅させたり、
ポケモンの点滅する光に子どもたちが発作をおこしたりするのは
あるものがほかのものに対して「同期させる」傾向があるという。

この物事のしくみは正直完全に理解はできなかったが、
放物線のグラフを美しいと感じる著者がどのように世界を見ているのか
非常に面白く感じた。

世界は想像もつかないほど様々な仕組みに満ちていて、
そこに存在する人間も様々だ。

「Sync (シンク) : なぜ自然はシンクロしたがるのか」
スティーヴン・ストロガッツ著/長尾力訳. 早川書房, 2005
情報館所蔵:3F閲覧室 一般図書 404||St 8

(text:情報館図書:C)


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