ichiさんのわくわくおもちゃ箱
あの人は今日も竹馬に乗ってやってくる。ほら、ハーモニカの音が聞こえてきたよ。
ichiさんといえば、名古屋の鬼ダブバンド「のうしんとう」のメンバーです。初めて見たのは確か去年の夏(いや、もっと前かな…)、西院ウーララでした。そのグルーヴと貫禄に「神」を見て、大興奮したのを覚えています。最近はライブしてないっぽいんですけど。ゴールデンウィークの円盤ジャンボリーもキャンセルだったし。
一方、ichiさんはソロで積極的にライブ活動をしていて、先日の木野祭にも来てくれましたよね。スティールパン・木琴・トランペット・ピアニカをはじめ、自分で楽器も作って、それだけでも盛りだくさんなのに、せんべいやにんじん、風船、紙袋、タイプライターなんかも駆使して音楽のなかに組み込んでしまう。
そのライブの様子は音楽性だけじゃなく、パフォーマンスとしても完成度が素晴らしいんですよ。だから見ているお客さんはみんなニコニコしていて、これはちょっとやそっとではマネできないなあと思うのです。実際、技術もすごいし。
そんなichiさんのCD『mono』をi-Tunesに読み込むと、ジャンルはHIPHOPなんですよね。「え?HIPHOPですか?!」って思うんですけど、聞くと妙に納得してしまう。ライブで見ているときはやはりパフォーマンス的な要素を主に聞いてしまうのですが、音源は(もちろんですが)音がじっくり作り込まれていて、ビートが気持ちよく前に出てくるのです。天気のいい日曜日とか、友達が家に遊びにきた時、「何かけよう」って迷ったら、私はとりあえずこれです。グッド・ミュージック!!レッツ・パーティー!!
(text:meganet)