『奇跡のシンフォニー』

ここ数年の(個人的)No.1です。

上映が終わってしまってからの紹介ですみません…。いつも終了間際になって慌てて観にいくのです。といっても、話題作なのですでにご覧になった方も多いでしょうね。

離れ離れになってしまった家族、エヴァンとその両親、ルイスとライラ。それぞれが自分の場所で音楽に向かい合ううちに、音楽が奇跡を起こしてくれる。ありえない話、と思うでしょうか。でも私は、お互いの「会いたい」と強く願う想いを支えて後押ししてくれたのが音楽なんだと思いました。音と触れ合うときの本当に楽しそうなエヴァンの笑顔。一時は苦しみから諦めた音楽に再び向かい合うルイス。まだ見ぬ我が子が聴いてくれるかも知れないと再びステージに立つことを決意したライラ。この作品は単なる“天才少年のサクセスストーリー”などではありませんでした。純粋に何かを信じて、その想いをつらぬき続けること。なかなか出来ることではありません。でも、この作品を観て「そうありたい」と思いました。誰もが持っている心の中の一番きれいな部分を引き出してくれる作品ではないかと思います。そして、音楽にもそんな力がありますよね。

大好きなロビンさま(ロビン・ウイリアムス)を久しぶりに見ることができたのも幸せでした。憎みきれないワル役でこの作品のキーパーソンを演じています。アーサー(ストリートパフォーマーの少年:レオン・トマス3世)とエヴァンの友情も素敵。

実はこの日、大雨で電車が止まっていたため冒頭部分を見逃してしまったのです…。ほんの数分ですが結構大事なシーンだったとパンフレットを読んで知ったので、DVDの発売が待ち遠しいです。何度でも繰り返して観たい作品です。みなさまもぜひ。

『奇跡のシンフォニー』
2007年 / アメリカ / 114分
配給:東宝東和
監督: カーステン・シェリダン
出演:フレディ・ハイモア / ケリー・ラッセル /
ジョナサン・リース=マイヤーズ / ロビン・ウィリアムス 他

(Text:Booktree)

    fromKYOTO

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